生成AI活用の第一歩を踏み出すセミナー開催
2025年9月5日、株式会社TENHOがAGHトヨタ札幌と共に、生成AI活用に関するオンラインセミナーを実施しました。このセミナーは、AGHトヨタ札幌の従業員を対象に、生成AIの基礎を理解し、その活用方法を議論するための第一歩と位置付けられており、参加者41名が集まりました。
開催の背景
AGHトヨタ札幌では、まだ生成AIの導入方針が明確に定まっておらず、活用できているのは一部の従業員にとどまっていました。しかし、生成AIは業務のさまざまな領域で活用可能であり、例えば店舗からの問い合わせへの自動応答や予算進捗の見込み作成、高度な中古車査定プロセスなど、多岐にわたる応用が期待されています。従業員がその可能性を探るには、基礎知識を持つことが重要です。
セミナーの内容
オンラインセミナーは、生成AIの基本的な知識、代表的なツール、リスクとその対策に関する説明からスタートし、他業界の活用事例も紹介されました。参加者は、個々の業務に適した活用方法を考えるために、6つのプロンプトテクニックを用いたワークショップを行いました。また、質疑応答の時間を設けることで、具体的な疑問を解消する機会も提供しました。
参加者からの反応
セミナー後のアンケートでは、参加者から多くの前向きな意見が寄せられました。「リスクと対策を知ったことで、生成AIに対する難しいという思い込みが薄れた」、「まずは議事録やメール作成といった身近な業務から取り組みたい」といった声があり、参加者は生成AIをより身近なものと感じることができたようです。また、実践的な活用方法のセミナー開催を希望する意見も多く、社内でのさらなる議論を促すきっかけとなりました。
今後の展望
今回のセミナーは、TENHOと東武トップツアーズの共同によって実現しました。東武トップツアーズは地域特性に応じた研修やイベントの企画・運営に強みを持っており、今後はそのネットワークを活用して全国各地での生成AI活用の機会を提供していく方針です。地域の企業ニーズに即したセミナーやワークショップも展開し、全国規模での生成AIリテラシーの向上と業務改善を進める予定です。
株式会社TENHOの紹介
株式会社TENHOは、生成AIの内製化支援を行なっており、AIリテラシー向上を目指した実務直結の人材育成と現場課題を起点にしたプロジェクトを展開しています。同社は「学び→実装→定着→横展開」というサイクルを通じて、持続的な成果を生み出すことを目指しています。
今後もTENHOは、合同でのセミナーやイベントを通じて、多くの企業に生成AIの可能性を届けていくことが期待されます。