世界初の新技術『K/SMOKE GAS』の紹介
2025年12月、ヤマトプロテック株式会社が新たに導入したエアロゾルガス消火設備『K/SMOKE GAS』は、消防法第17条第3項に基づく総務大臣認定(ルートC)を取得した、画期的な消火システムです。この設備は、東京都台東区の新明和上野ビルに設置され、機械式駐車設備のガス系消火設備の代替として採用されました。
緊急時の対応を強化する新たな選択肢
従来のガス系消火設備は、高い消火性能を誇る一方で、二酸化炭素による誤放出での死亡事故や環境への負荷が指摘されています。『K/SMOKE GAS』は、これらの安全面と環境負荷の問題に対処するために開発されました。この新システムは、人体に安全な薬剤を用いており、地球温暖化係数とオゾン破壊係数がともにゼロという特長を持っています。施工やメンテナンスの煩雑さを軽減するため、ボンベや配管を必要としない設計となっています。
ヤマトプロテックの企業理念
ヤマトプロテックは、1918年に創業されて以来、防災技術の向上に努めてきました。『K/SMOKE GAS』の導入は、その理念を体現するものです。新明和上野ビルは、全国に広がるサービスネットワークの中心となる重要な拠点であり、24時間体制のコールセンターを完備しています。このビルに設置された『K/SMOKE GAS』は、機械式駐車場やサーバールーム、機械室など、さまざまな施設での使用が期待されています。
設置の多様性と環境への配慮
『K/SMOKE GAS』は、消火が求められる場所での使用を目的としており、駐車場やオフィスのサーバールーム、美術品の保管庫など、バリエーションに富んだ設置が可能です。従来のガス系消火剤のボンベが不要であるため、メンテナンスも容易になります。このように、必要なスペースが減少し、施工・維持管理の負担が軽減される点も大きなメリットです。
業界における意義
『K/SMOKE GAS』の導入は、消防法によるガス系消火設備の代替技術が正式に認められたことを意味し、特に事故が多いCO2消火設備の安全性向上に寄与します。この新しい技術は、今後、全国の機械式駐車場やその他の施設に展開されることが期待され、さらなる用途の拡大が見込まれています。
今後の展望
今後、ヤマトプロテックは、引き続き『K/SMOKE GAS』の展開を進め、機械式駐車設備だけでなく、さまざまな消防法が求められる施設への導入を図ります。これにより、より安全で環境に優しい消火システムの普及を目指しています。ヤマトプロテックは、全社員が一丸となって、火災対策の新しいスタンダードを確立していく所存です。
導入の詳細
- - 機械式駐車設備の設置:新明和上野ビル内に設置された『K/SMOKE GAS』は、24時間のコールセンター機能を併せ持つ重要な拠点に配置されています。
- - 価格と施工目標:価格は物件ごとに相談で設定され、年間50件の施工を目標としています。
- - 認定日と仕様:ルートC認定日は2025年12月11日で、自動起動および手動起動の2種類があります。
今回の『K/SMOKE GAS』の導入は、防災技術の革新を象徴するものとして、業界において大きな注目を集めることになるでしょう。