ミロク情報サービス、AI機能を強化し業務効率化を加速
株式会社ミロク情報サービス(MJS)は、法人向けの会計システム『ACELINK NX-Pro 会計大将』と、中小企業向けの『ACELINK NX-CE 会計』において、AI技術の導入を進めています。このたび、同社の重要な機能である「AI-OCR入力」が強化され、さらに新機能として「AI仕訳類推」が提供を開始することが発表されました。
AI-OCR入力の強化
この「AI-OCR入力」は、経理業務に不可欠なスキャンした通帳やレシート、手書きの領収書などの画像を解析し、仕訳を自動で作成する機能です。2024年3月の大幅な機能強化以降、会計事務所のユーザーを中心に多くの支持を受けており、記帳業務や確定申告の手間を大幅に軽減しています。この機能によって、今まで手作業で行っていた業務が自動化され、数多くの会計事務所が業務の効率化を実現しています。
AI仕訳類推の導入
「AI仕訳」は、MJSのクラウドサービスであり、取引明細データや電子請求書と連携し、自動で仕訳を生成します。新たに提供される「AI仕訳類推」機能では、仕訳辞書に当てはまらないデータでも過去の仕訳モデルに基づいて最適な仕訳の提案が行われるため、今までの仕訳作業を更に効率化することが可能となります。これによって記帳業務にかかる負担がさらに軽減され、業務のスピードアップが期待されています。
今後の展望
MJSは、AI-OCR入力機能の将来的な強化に向けて、年末調整業務への適用や複数行仕訳の自動作成といった新たな機能の開発も計画しています。特に会計事務所のお客様からのニーズを反映した製品やサービスの改良に注力し、業務の効率化と生産性向上をサポートすることを目指しています。
ミロク情報サービスとは
本社を東京都新宿区に構えるMJSは、全国の約8,400の会計事務所や18,000社の中堅・中小企業に向けて、経営システムや経営に関する多様な情報サービスを提供しています。約10万社の企業ユーザーを有し、財務会計や税務に特化したソリューションを展開しており、クライアントの経営改革や業務改善を支援しています。
今後もミロク情報サービスは、最新のテクノロジーを駆使した革新的なサービスや製品を提供し、顧客の業務の質を高める努力を続けていくでしょう。顧客のニーズに応えることで、会計業務の未来を変える存在となることが期待されます。