愛媛県松山市に新たな地域医療拠点「ひなたハートクリニック」が誕生

愛媛県松山市に地域医療の新たな拠点「ひなたハートクリニック」が開設

医療法人社団ゆみの（本社：東京都豊島区、理事長：弓野大）は、愛媛県松山市に新しい医療拠点「ひなたハートクリニック」を2026年1月7日（水）に開院することを発表しました。この新設クリニックは、東京、大阪、福岡に続く地域医療の拠点となります。これにより、医療法人の拠点は全国で8箇所になります。

地域医療への強い意欲

「医を通して、その人らしい人生をサポートする」という理念のもと、医療法人社団ゆみのは地域に根ざした医療を提供しています。外来診療や在宅医療、特に訪問診療や訪問看護、リハビリテーション、栄養指導などを行い、患者一人ひとりの生活に寄り添ったサービスを展開しています。

今回の新設にあたり、愛媛県松山市出身の藤井昭医師が中心となり、地元で患者が安心して生活できる医療を提供する意欲を燃やしています。藤井院長は、大阪での在宅医療の経験を基に、患者が住み慣れた場所での生活を大切に思い、医療のサポートを行うことを目指しています。

松山市の医療問題

松山市は、高齢化率が29.5％に達し、地域医療にとって大きな課題を抱えています。特に、高齢者にとっては病状が安定していても通院が難しくなるケースが増加しています。そこで「ひなたハートクリニック」は、在宅医療の重要性を認識し、訪問診療を通じて医療を届ける役割を果たすことを目指しています。松山市のコンパクトな都市構造は、訪問医療に適しており、地域特性に合った医療サービスを提供できる基盤があります。

患者との対話を重視

「ひなたハートクリニック」は、地域の“ホームドクター”となるべく、患者とのコミュニケーションを大切にし、その生活全体を支える存在となることを目指しています。具体的には、患者や家族と共に生活を見つめなおし、より良い未来を共に作り上げていくことに力を入れています。

院長からのメッセージ

藤井院長は、愛媛大学病院で循環器専門医としてのバックグラウンドを持ち、心不全などの重篤な疾患を抱える患者と真剣に向き合ってきた経験があります。重篤な症状を持つ患者さんが、退院後も地域に戻り、安心して生活できる環境を提供することが自らの使命と感じています。心不全は患者の身体的な負担だけでなく、精神的にも大きな影響を及ぼします。これらのニーズに応え、患者の人生に寄り添った医療が必要であると確信しています。

開院後のイベント

新クリニックの開院に際し、2026年1月26日（月）には地域の介護職向けにクリニックの内覧会が行われ、院内の設備や診療体制を紹介します。また、2026年2月17日（水）には医療セミナーと開院記念式典を開催し、地域の医療関係者との交流の場も設ける予定です。これにより、医療の質をさらに向上させることを目指します。