社員旅行に関する意識調査の結果が発表される
株式会社サーバーワークスは、全国の20歳以上の会社員550名を対象に実施した社員旅行に関する調査結果を公表しました。この調査は、エンジニアを中心に働き方の意識について考察する「働き方ラボ」の一環として行われており、社員旅行の実施状況やそのイメージ、参加理由に関する詳細がまとめられています。
調査結果の概要
今回の調査の中で、最も多く寄せられた社員旅行に対するイメージは「昔ながらの企業がやるもので、時代遅れ」とし、全体の24.7%がこのように回答しました。また、社員旅行を実施している企業の割合は3割弱であることがわかりました。実施率が最も高い業種は鉱業で88.9%、一方で金融業・保険業は10.7%と低い割合を示しています。
参加形態の実態
調査によると、社員旅行は任意参加が92.3%ですが、その中の37.2%は「実質的に強制参加」と捉えられる「隠れ強制参加」とされています。具体的には、上司からの参加要請や、参加しないことへの気まずさが影響しているようです。それにも関わらず、参加者の約9割が次回も参加意向を示しており、意外なことに参加者は旅行を楽しんでいる傾向が見られます。
社員旅行の実施日数
社員旅行が実施される際の日数は、1泊2日が最も多く、43.6%を占め、次いで2泊3日が34.0%でした。調査結果から、約4割が平日に実施されることも明らかとなりました。これは社員の業務に配慮した日取りの選定と考えられます。
参加理由と意欲
社員旅行の参加理由で最も多かったのは、42.1%が「親睦を深めたかったから」と回答した一方で、上司からの要請や参加しないことでの気まずさといったネガティブな理由も多く寄せられていました。しかし、それに反して参加者の約9割が次回参加への意欲を示しており、旅行の内容次第では再度参加したいという希望も多く見受けられました。
サーバーワークスの新たな取り組み
サーバーワークスでは2024年度、新しい形の社員旅行を企画しています。以前は従来型の社員旅行を行っていましたが、今年度は社員が自由に旅行のプランを立案できる形式に変え、企画から参加まで主体的に関わることを促進しています。これにより、社員同士のコミュニケーションが活性化され、エンゲージメントの強化が期待されています。
最後に
今回の調査結果は、社員旅行に対する意識や実施状況を知る貴重なデータです。今後、企業がどのような形で社員同士のつながりを深めていくのか、非常に興味深いところです。サーバーワークスは、より働きやすくコミュニケーションの取りやすい環境の提供を目指して、今後も多様な取り組みを続けていくことでしょう。