関西初の試み！余市町のワインと料理のペアリング試食会が大盛況

リーデル大阪店でのペアリング試食会

北海道余市町がリーデル大阪店で開催したワインと料理のペアリング試食会は、関西での初めての試みとして注目を集めました。このイベントは、「ワインで地方創生」に向けた一環として行われ、町産の食材をふんだんに使った料理と町内ワイナリーのワインが融合した特別な体験を提供しました。

イベントの開幕

2025年1月31日、まずは余市町産のブドウから造られたワイン「ヨイチ・ノボリ・ツヴァイ 2022」で乾杯が行われました。このワインは、リーデル・ジャパンがプロデュースしたものであり、余市町のおいしさを再認識する味わいです。乾杯をサーブしたのは、世界最年少のマスターソムリエ、高松亨氏です。

ワインと料理の美味しい出会い

その後、余市町の「平川ワイナリー」「ドメーヌユイ」「ニトリ果樹園」から選ばれた白ワインが提供され、それぞれの特徴や味わいについて高松氏が親切に説明しました。料理は大阪のミシュラン・スターシェフ、高田裕介氏が手掛け、余市産のニシンフィレやボタンエビ、さらに新しいプロジェクト「余市さかなラボ」のいくらワイン漬けを使った創作料理が並びました。

高田氏は、余市町の水産物の豊かさを生かし、ニシンフィレを用いた料理を「香りが良く、全く臭みがない」と絶賛しました。また、余市沖での新たなプロジェクトから誕生したいくらの一品も、試食者の心を引き付けました。

ワインの魅力

世界的に知られる「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我貴彦氏も登壇し、彼のプロデュースした「ナナ・ツ・モリピノ・ノワール 2021」の素晴らしい味わいを伝えました。「複雑さの中に調和がありますので、ぜひリーデルのグラスでお楽しみください」との言葉が印象的でした。

参加者の反応

試食会には多くのメディア関係者やワイン愛好家が集まり、余市町の魅力を再発見する瞬間が訪れました。「日本ワインの注目産地としての成長を感じた」「料理とワインのペアリングが素晴らしかった」といった声が次々と聞かれ、参加者たちの期待感を表していました。

未来に向けて

余市町の町長、齊藤啓輔氏は、「余市町は新たなワインと美食の町への脱却を目指し、フランス・ブルゴーニュのジュヴレ・シャンベルタン村と親善都市協定を結びます」と力強く語り、未来の可能性を提示しました。この協定を通じて、余市町のワイン文化がさらに発展することが期待されます。

余市町が生み出すワインとその周囲の食文化は、今後もますます注目を集めることでしょう。これからのイベントや新しいプロジェクトに目が離せません。