M-INTと三菱HCの提携
2024-02-22 08:00:02
医療DX推進に向けた新たな取り組み:M-INTと三菱HCキャピタルが資本業務提携
医療現場における診療情報授受業務のデジタル化および地域医療資源の可視化を促進するため、株式会社M-INTと三菱HCキャピタル株式会社が資本業務提携契約を締結した。M-INTが提供する「M-INTシステム」は、診療情報授受業務のデジタル化と医療資源データベースの構築を組み合わせることで、医療機関の業務負荷軽減と地域医療連携の促進に貢献している。
近年、医療現場ではDX推進が遅れている一方で、政府は「医療DX令和ビジョン2030」を提言するなど、医療分野のDX化によるサービスの効率化と質の向上に取り組んでいる。超高齢社会を迎える日本において、高齢者向け医療の比重が高まり、慢性疾患や複数疾病を抱える患者の受診頻度が増加している。そのため、医療現場では重複する検査や診療情報の授受といった非効率性が課題となっている。
M-INTは、医療現場における課題解決を目指し、診療情報授受業務のデジタル化および医療資源データベースの構築により、地域医療資源の適切な分配を図る「M-INTシステム」を開発した。同システムは、東京都および神奈川県の医療機関を中心に導入が進められており、大病院では診療情報提供書に関する業務の効率化、診療所では地域に点在する医療資源の可視化による患者の症状に適した医療選択肢の提供を実現している。
三菱HCキャピタルは、事業戦略に「ビジネスモデルの進化、積層化」を掲げ、デジタルやデータ活用による高付加価値サービスの提供、新ビジネス開発などに取り組んでいる。ヘルスケア分野においては、医療機関の経営支援ならびに地域医療サービスの質的向上を目指しており、本提携を通じて医療機関のDX化促進と業務効率化の加速を図る。
両社は、本提携を通じて「M-INTシステム」の導入推進を加速させ、診療情報授受業務の効率化、患者の状態に適した医療機関の紹介、医療資源の可視化などに取り組むことで、医療機関運営の最適化、医療の質的向上を図る。さらに、「M-INTシステム」を通じて蓄積した医療関連データの活用などにより、新たな機能の拡充、ならびに医療課題解決ソリューションの開発・提供を図るとしている。
会社情報
- 会社名
-
株式会社M-INT
- 住所
- 東京都中央区日本橋堀留町1丁目9番10号ライフサイエンスビル7
- 電話番号
-