ココロミルとFiTによる心電図測定イベント
近年、健康意識の高まりと共に、運動中の心臓の健康を管理することが重要視されています。株式会社ココロミルと株式会社FiTは、共同で負荷心電図測定イベントを実施し、参加者の健康リスクを早期に発見することを目的としました。特に運動中に現れる不整脈に注目し、ファンの健康管理をサポートする取り組みです。
イベントの詳細
このイベントは、株式会社FiTが運営する24時間フィットネスジム「LifeFit」学芸大学店で開催されました。以下は、実施の概要です。
- 1回目:9月6日(金)16:00~19:00
- 2回目:10月26日(土)12:00~14:00
- - 実施場所:LifeFit 学芸大学店
- - 対象者:20代以上のLifeFit会員
不整脈の早期発見
イベントでは、参加者にウェアラブル心電計を付けてもらい、トレッドミルで運動を行ってもらいます。この際に得られた心電図データを解析し、不整脈の兆候をチェックしました。その結果、15名中2名から不整脈の兆候が確認されました。
興味深いことに、これらの参加者はこれまで不整脈を指摘された経験がなく、自覚症状もありませんでした。しかし、運動中に不整脈が確認されたことは、定期的な測定の重要性を示しています。運動中の心臓にかかる負荷が不整脈リスクを高める可能性があることがわかりました。
背景となる健康意識
近年、厚生労働省は生活習慣病のリスクを指摘しており、フィットネスへの関心が高まっています。特に、不整脈は40代以降から増加し、50代以上ではおおよそ2人に1人に何らかの兆候が見られています。この背景から、今回のイベントは参加者にとって非常に重要な健康管理の一環として位置づけられています。
運動中の心疾患リスク
運動中における不整脈は安静時には検出されにくく、日常生活で自覚症状がない場合もありますが、運動中の突然死の原因の大半が心臓性です。運動中の心電図測定は、心疾患の予防と早期発見につながる重要な手段となります。特に、スポーツや定期的に運動をしている人にとっては、自らの健康を守るための必須イベントと言えるでしょう。
今後の取り組み
ココロミルは、今回の測定結果をもとに、FiTと連携し、定期的に心電図測定イベントを継続していく予定です。自覚症状がない不整脈の兆候を見逃さないためにも、こうした取り組みが重要です。
参加者の健康意識をさらに高めると同時に、早期発見や心疾患リスクの予防に向けた支援を行っていきます。
ホーム心臓ドックについて
ココロミルが提供する「ホーム心臓ドック」は、胸部に手の平サイズの心電計を装着して、9〜24時間にわたり心電図データを取得します。このサービスは、専門医が解析してレポートを作成し、手軽に高水準の医療検査を受けられる仕組みです。従来の健康診断では見つからない隠れた心疾患を発見し、潜在的な健康リスクに対処することが期待されています。
会社概要
株式会社ココロミルは、「病気で後悔しない社会へ」というミッションを掲げています。今後、健康寿命の向上やQOLの改善を目指し、より多くの人々に健康意識を持ってもらえるよう努力を続けていきます。詳細は公式HPをご覧ください。