大和アセットマネジメント、LGBTQ+への配慮で最高評価
大和アセットマネジメント株式会社が、職場におけるLGBTQ+への取り組みを評価する「PRIDE指標2024」において、最高評価であるゴールドを受賞しました。この指標は、性的マイノリティが働きやすい環境づくりを目指し、work with Prideによって策定されたもので、日本におけるLGBTQ+に関する企業評価としては、初めての指標となります。
大和証券グループの一員である同社は、企業理念として「人材の重視」を掲げ、2030Vision実現に向けた重要な取り組みとして「ダイバーシティ&インクルージョン」を推進しています。今回の受賞は、そうした同社の継続的な努力の成果と言えるでしょう。
具体的な取り組みとしては、全社員を対象とした人権啓発研修会の開催が挙げられます。この研修会では、ビデオ研修や話し合いを通してLGBTQ+への理解を深める機会が提供されています。さらに、パートナーシップを考慮した人事制度の拡充や、社員主体のLGBTQ+に関する意見交換や啓発活動を行うコミュニティ「Daiwa ALLYネットワーク」の設立など、多角的なアプローチで職場環境の改善に取り組んでいます。
また、社内外の相談窓口の設置も、相談しやすい環境づくりに貢献していると言えるでしょう。相談しやすい環境の整備は、LGBTQ+の社員にとって非常に重要であり、安心して仕事に取り組める環境を作る上で欠かせない要素です。
今年の6月、PRIDE月間には、LGBTQ+をテーマにした映画「カランコエの花」の上映会を開催し、社員の理解促進を図りました。PRIDE月間は、世界各地でLGBTQ+の権利を啓発する活動やイベントが開催される月であり、同社は積極的にこのムーブメントに参加することで、LGBTQ+への理解を深める機会を積極的に創出しています。
大和アセットマネジメント株式会社は、今後も全ての社員が自分らしく働き、それぞれの能力を発揮できる職場環境の整備に力を入れていくとしています。ダイバーシティ&インクルージョンの推進において、同社の取り組みは、他の企業にとっても模範となるでしょう。今回の受賞は、同社の取り組みが社会的に高く評価された証であり、今後の更なる発展に期待が高まります。
PRIDE指標は、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの指標で構成され、各指標で定められた要件を満たすと点が与えられ、その合計点によってゴールド、シルバー、ブロンズのいずれかの評価が与えられます。大和アセットマネジメント株式会社は、この厳しい審査をクリアし、最高評価であるゴールドを獲得したのです。
この受賞は、単なる企業評価にとどまらず、日本社会におけるLGBTQ+に対する理解促進に大きく貢献するでしょう。大和アセットマネジメント株式会社の取り組みは、多くの企業に刺激を与え、よりインクルーシブな社会の実現に向けて、大きな一歩となることが期待されます。