「おうちで看護」とは
2016-05-31 11:27:31

看護師不足解消に向けて、週1時間からの新しい働き方「おうちで看護」登場

看護師不足解消に向けて「おうちで看護」始動



近年、日本において訪問看護の需要が高まる一方で、看護師の不足が深刻な社会問題となっています。自宅療養を希望する患者が増え、内閣府の調査によると、54.6%の人が「自宅で最期を迎えたい」と考えています。しかし、看護師の数は不足しており、特に短時間勤務を希望する看護師の働き口が限られています。その中で、看護師向けの新しいサービス「おうちで看護」が登場しました。

自宅でのケアを支える新システム



「おうちで看護」は、看護師が自宅で患者の情報を確認しながら、週1回60分から働ける訪問看護サービスです。この柔軟な働き方は、忙しい看護師にとって非常に魅力的です。特に、子育て中の看護師や、定年退職後に働きたいと考える看護師にとって、短時間での勤務が可能な環境を提供します。

社会問題としての看護師不足



日本には700,000人の潜在看護師が存在します。家事や育児で離職した後、再び職場に戻りたいと考える看護師が多いものの、実際に復職できていないのが現状です。過去の調査では、看護師が再就職する際の成功率がわずか6.2%であるというデータが示されており、これはフルタイム勤務に対する抵抗感から来ています。

このような背景の中で、「おうちで看護」は開始されました。このサービスは、必要なサポートを提供することで、自宅で療養する患者と看護師をつなぎます。

利用手順とシステムの特徴



看護師が「おうちで看護」を利用する際の流れはシンプルです。登録後、自宅で患者の情報を確認し、必要な記録を取ることが可能です。特に、患者情報共有機能により、看護師はステーションに立ち寄ることなく患者宅へ直接訪問できます。

このシステムの特徴の一つは、PCやスマートフォンから患者の記録を確認できることです。訪問先での看護記録を画像データとして管理できるため、効率的に業務を進めることができます。

家庭と仕事の両立を支援する



この新サービスが提供するのは、看護師が家庭の事情も考慮しつつ、少しの時間でも看護に関わることができる働き方です。たとえば、幼稚園の近くに住む患者を担当すれば、子どもの送迎の合間に訪問することも可能です。このように、「おうちで看護」は看護師が家庭と仕事を両立できる理想的な環境を整えることを目指しています。

私たちの想い



「おうちで看護」の運営者であるLink of smilesは、看護師不足の解消と患者の自宅療養を同時に支えることを目的としています。主に関西圏で活動しており、今後、全国にサービスを拡大予定です。この取り組みを通じて、できる限り多くの人が自宅で療養し、愛する家族と共に最期を迎えることができる社会の実現を目指しています。

今後も、「おうちで看護」がより多くの看護師と患者にとって有益なサービスとして発展していくことを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社 Link of smiles
住所
大阪府大阪市北区西天満5-9-3アールビル本館
電話番号
06-6948-8877

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