2026年卒インターン状況
2025-04-25 11:58:48

2026年卒学生のインターンシップ参加状況と悩みとは?

2026年卒業予定学生のインターンシップ参加状況



株式会社インディードリクルートパートナーズのリサーチセンターは、2026年度卒業予定の大学生および大学院生を対象に、インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムへの参加状況を調査しました。この調査により、2026年の就職活動における学生の意識や行動が明らかになりました。

調査結果では、参加者の81.0%が3月時点で何らかのプログラムに参加したと回答しました。参加社数の平均は7.62社という結果も出ており、学生たちが積極的にインターンシップに参加し、企業との接点を持とうとしている姿勢が見受けられます。このような動きは、特に「採用選考に有利だと思ったから」という理由から増えており、前年比で9.0ポイントの増加が確認されました。

一方で、実際にプログラムへ応募した際の選考体験についても調査が行われました。参加者の78.1%が何らかの選考を経験し、そのうち50.6%が選考を通過したとのこと。このことから、選考をクリアできずに参加できない学生が多いことも浮き彫りになりました。この声は特に、プログラム不参加の理由として「選考に通過しなかったため」が43.9%を占めていることでも明確です。

さらに、選考過程で直面した困難さについても調査がありました。「応募理由」という質問が特に難しいと感じた学生が43.1%に上り、その次に「自己PR」が19.5%、さらに「入社後に取り組みたいこと」が15.0%という結果となりました。こうした結果から、学生たちは自己理解が不足していると感じていることがうかがえます。

実際に学生からは「自分が社会で何ができるのかを知りたくて応募したが、具体的にやりたいことについて聞かれると困る」という声があり、事前選考での質問が逆に混乱を招いていることもわかりました。また、「会社の事業や業務の理解を深めるイベントであるはずなのに、応募段階で高い理解が求められることが不思議」といった意見も寄せられています。このように、プログラムの参加意欲が高い一方で、応募選考でのプレッシャーや質問内容に対する困惑が影を落としているのが実情です。

企業側には、学生たちがこのように感じていることを理解し、事前選考においてより適切な質問を用意することが求められます。学生が企業について深く理解したいと望んでいることから、そうした期待に応える形でのプログラム設計が必要です。ここで得た学生のフィードバックをもとに、今後のインターンシッププログラムがより良いものになることを願っています。

この調査結果は、2025年3月18日から24日までの期間に実施され、大学生4,166人、大学院生1,013人の合計5,179人が対象となりました。調査はインターネットを使用して行われました。

さらに詳細な情報は、リサーチセンターの公式サイトでPDFにて公開されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社インディードリクルートパートナーズ
住所
東京都千代田区丸の内1丁目9番2号
電話番号

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