新しいHELPOサービスにカロミルWebViewを統合
2025年4月22日、新たに導入される「カロミルWebView」は、ヘルスケアテクノロジーズ株式会社が提供する遠隔特定保健指導サービス「HELPO」に統合されます。この更新により、ユーザーは日々の食事内容をアプリ上で簡単に記録・可視化でき、指導者との情報連携がシームレスに行えるようになります。この機能により、より的確で個別化されたサポートが受けられるようになるため、特定保健指導の効果が増すことが期待されています。
特定保健指導の現状と課題
近年、生活習慣病が増加している中、日本政府はその予防と改善に向けた取り組みを強化しています。特に、医療保険者に対して「特定保健指導」の実施を推奨していますが、実施率は26.5%と目標の45%に達していません。このことから、生活習慣改善のための動機付けの重要性が浮き彫りになっており、特定保健指導を受ける対象者が、自らの健康を管理できるようになることが求められています。
HELPO遠隔特定保健指導サービスの特色
ヘルスケアテクノロジーズが提供する「HELPO」は、生活習慣の改善のみならず、日常生活における心身の不調にも対応できる体制を整えています。オンラインのサポートは、地理的や時間的な制約を受けず、利用者が自分のペースで生活習慣を見直すことを可能にします。
特徴1: 柔軟な指導体制
特定保健指導は、対象者の空いている時間に合わせてオンラインで行うことができるため、ストレスなく取り組むことが可能です。利用者は自分のライフスタイルに合わせた指導を受けられるため、健康維持のモチベーションが高まります。
特徴2: サポート管理アプリ「HELPO」
「HELPO」アプリは、24時間365日、いつでも医療者からのサポートを受けられるようカスタマイズされています。生活習慣改善の目標や進捗状況を可視化できるため、ユーザーは自分の健康状態を常に把握することができます。これにより、モチベーションの維持が容易になります。
特徴3: 体調不調への迅速な対応
「HELPO」には、健康医療相談やオンライン診療機能が備わっており、日常的な体調の不安や不調に簡単に相談できます。これにより、迅速な対応が可能になり、利用者の不安を軽減します。このオンライン診療は、提携医療機関が実施するため、安心して利用できる点が魅力です。
カロミルWebViewの機能
「カロミルWebView」は、ユーザーが食事内容を効果的に記録し、そのデータを容易に閲覧・管理できる機能を提供します。具体的には、500万ユーザーを超える「カロミル」のUI・UXを引き継ぎ、食材や調理法、栄養素を網羅した画像解析精度を持っており、一般料理から外食や市販品まで、19万件以上のメニューについて栄養素を推定できます。
企業と取組み
ヘルスケアテクノロジーズ株式会社は、ソフトバンクの子会社として、デジタルトランスフォーメーションを利用した健康管理を目的とした事業を推進しています。また、ライフログテクノロジー株式会社も提携し、健康管理分野に力を入れています。これからも両社の連携により、健康経営や生活習慣病予防施策がより進展し、多くの人々の健康増進に寄与することでしょう。