宿泊施設の不正対策
2024-12-19 12:27:43

アクル、宿泊施設向け不正検知システムを提供開始

アクル、宿泊施設向け不正検知システムの導入を発表



株式会社アクルは、2024年12月から宿泊予約システム「OPTIMA」にクレジットカードの不正検知・認証システム「ASUKA」を全面展開することを発表しました。これにより、宿泊業界におけるクレジットカードの不正利用を大幅に抑制することを目指しています。

「OPTIMA」とは?



宿泊予約システム「OPTIMA BOOKING」は、宿泊施設が抱える様々な問題を解決し、直販の予約数を最大化する目的で開発されました。すでに2,000以上の宿泊施設で実績を上げており、導入後はコンバージョン率(CVR)の改善や直販比率の向上が期待されています。その一環として、2024年4月には、宿泊施設専用のレストランやアクティビティ予約システム「OPTIMA CROSS」も新たにリリースされました。「OPTIMA」は宿泊施設とユーザーを効果的に結び付ける役割を果たしています。

不正利用の増加と背景



近年、クレジットカードの不正利用は深刻な社会問題となっています。2023年には国内発行カードにおける番号盗用被害が504億円に達し、その傾向は年々悪化しています。経済産業省が2024年3月に発表したガイドラインによれば、ECカード加盟店は必ずしも適切なセキュリティ対策を施す必要があるとされています。特に不正利用は急速に進行するため、迅速かつシンプルな対策が求められています。

「OPTIMA」では過去に独自の不正対策やEMV 3-Dセキュア技術を導入してきましたが、依然として不正利用が続いています。これにより、真正な利用者のサービス利用に影響が及ぶ可能性があります。そこで、クレジットカード不正検知システム「ASUKA」の導入が決定されました。

「ASUKA」の特徴と効果



「ASUKA」は、30,000以上のECカード加盟店に導入されている不正検知・認証ツールで、多層的なセキュリティを提供します。EMV 3-Dセキュアを併用することで、不正利用に対する強固な対策が実現され、特に大量のクレジットカード情報を狙った攻撃に対しても有効です。このシステムを利用することで、宿泊事業者は不正対策を効率的かつ効果的に行える環境が整うことが期待されています。

アクルとSYSのコラボレーション



アクルとSYSは、宿泊業界のクレジットカード不正対策を強化するため、連携を図っています。SYSは宿泊施設の登録数を増やすための戦略をとる一方、アクルは不正利用を防止する最新のテクノロジーを提供します。これにより、宿泊施設はより安全な取引環境を整え、顧客信頼を築くことができるでしょう。

まとめ



アクルが提供する「ASUKA」の導入により、宿泊業界のクレジットカード利用におけるセキュリティが飛躍的に向上します。宿泊施設の事業者は、安心して直販予約を強化し、顧客満足度の向上を図ることが可能になるでしょう。今後もアクルの動向に注目が集まります。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社アクル
住所
東京都港区六本木1-9-9六本木ファーストビル14階
電話番号
03-6866-8558

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。