2024年8月30日から9月1日まで、タイ・バンコクで開催される「バンコク日本博2024」に、日本の企業が集結します。特に注目を集めているのは、株式会社コムニコ、DTK AD Co.,Ltd.、および株式会社ABALのコラボレーションによる出展です。これらの企業は、最新のXR(Extended Reality)技術を活用し、日本のVTuberとタイ現地の参加者が直接交流できる体験を提供します。
この「Japan VTuber Greeting」と題されたブースでは、MR(Mixed Reality)技術を駆使して、普段は2次元のスクリーン上で活動しているVTuberが、まるで目の前にいるかのように感じられるインタラクションを楽しむことができます。参加者はMRゴーグルを装着し、日本側からはVTuberがリアルタイムで配信し、同時通訳のサポートによってスムーズなコミュニケーションが実現します。こうした取り組みは、今年2月に開催された「JAPAN EXPO THAILAND 2024」でも成功を収めており、約250名の方々が参加して盛況でした。
VTuberの人気が高まる東南アジア市場において、今後も国境を越えた交流が進むことが期待されています。最近ではタイのタレント事務所がVTuber事業に参入し、日本企業も積極的に進出していることから、VTuberとのリアルタイムな交流は市場ニーズとしてますます重要性を増しています。
さらに、MR技術はVTuberだけにとどまらず、日本のアニメキャラクターや企業のマスコットキャラクターなどへも応用可能です。この技術により、これまで必要だった着ぐるみの移動が不要となり、より効率的かつ効果的にマーケティング活動を展開できるのです。
また、株式会社ラバブルマーケティンググループは、ABALと協力し、2024年5月に新たなソリューション「メタビズXR」の提供を開始しました。このソリューションは、XR技術を利用した新しいマーケティングの形を模索しており、国内市場の規模が急成長する中で、今後ますますの注目が集まります。
「バンコク日本博2024」は、タイでの日本文化の発信に欠かせないイベントです。開催場所はサイアム・パラゴンの5階にあるパラゴンホールで、どなたでも参加できます。日本の文化や技術の魅力をこの機会にぜひ体感してみてください。公式サイトからも詳細情報が確認できます。日本のコンテンツが世界でどのように楽しまれるか、ぜひその目で確かめてください。