山梨県の伝統建築がベトナムに進出
新天地への挑戦は常に困難ですが、山梨県北杜市に本社を構える素朴屋がその一歩を踏み出しました。2023年3月15日、同社はベトナムに新たなオフィスを開設し、従来の日本建築事業を海外へ広める取り組みを開始しました。代表の今井久志氏(49)は、このプロジェクトを通じて日本の伝統文化を広め、ベトナムと日本を繋ぐ架け橋となることを目指しています。
ベトナムオフィスの開設
素朴屋のベトナムオフィスは、世界クラスのスマートシティ「ビンホームズスマートシティ」内に位置するZenParkにあります。ここには、日本庭園も併設されており、日本の文化や建築に興味を持つ多くの訪問者が集まるスポットです。オフィスには日本伝統に基づく建築や庭園のショールームも完備されています。
自宅やオフィス空間に日本建築を取り入れるための設計や施工も行っており、顧客のライフスタイルに合わせたサービスを提供しています。素朴屋の独自の木造軸組工法を活用し、地域ごとの自然素材を使ったサステナブルな空間を創出。
ベトナムでの新規事業
Japanness Architecture
特にフォーカスは、伝統的な木造住宅の設計・施工にあります。新築・内装・インテリアのプロデュースを行いながら、住環境やライフスタイルのコーディネート、さらにはヘルスケア分析も手掛けています。日本建築の美しさや機能性をベトナム市場に導入することが大きな目的です。
事業の背景
素朴屋のベトナム法人設立の背景には、初回訪問時に感じた若者の活気や建築ブームが大きく影響しています。およそ1億人の人口を有するベトナムは、平均年齢も31歳から33歳と若く、都市化が進む中での建物需要が高まりつつあります。
さらに、ベトナムでは日本の建築文化、特にクリエイティブな日本建築に対する人気も見逃せません。このような環境下で、今井氏は「日本建築を世界へ」という合言葉のもと、建物の老朽化が進む山梨県内でのリフォームの難しさを感じ、海外法人設立を考えるようになりました。
日本国内外での活動
設立から3年を経て、今井氏はベトナム人の設計士や大工を雇用し、現地のニーズを生かしたチームを形成しています。国内では伝統的な住宅やワ―ケーション施設の設計・施工を行いながら、フランスやUAE、ベトナムでの国際展示会でも積極的にアピール。
海外からの反響も良好であり、特にベトナムでは日本の建築に対する新鮮な視点が学びの機会ともなっています。今後も海外展開を見据え、東京やドバイでの事業拡大を視野に入れつつ、さらなる成長を目指しています。
お問い合わせ先
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電話:0551-45-7177
住所:山梨県北杜市大泉町西井出1878
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電話:+84 3 8284 2525
住所:01SH11, R102 Tower, Vinhomes Oceanpark, Trau Quy, Gia Lam, Ha Noi, Viet Nam
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