仕事と介護の両立を支える『Career&Kaigo』始動
株式会社アドバンテッジリスクマネジメントが、企業で働く従業員を対象にした新しい介護支援サービス『Career&Kaigo(キャリア&カイゴ)』の提供を開始しました。このサービスは、東京海上日動ベターライフサービスとの連携により、従業員が介護と仕事の両立をスムーズに行えるようサポートします。
サービスの背景
令和7年4月1日から施行される「育児介護休業法改正法」は、介護離職を防ぐための環境整備を進めることを目的とした内容です。この法律のもと、国は職場での介護支援を強化し、企業に従業員の意向を確認する義務を課しています。それに伴い、従業員の4割弱が介護経験者で「退職を考えた」ことがあるという調査結果もあることから、仕事と介護を併行する難しさは深刻な課題とされています。
企業は、介護問題に真摯に向き合う必要があり、その中で『Career&Kaigo』が役立つと期待されています。このサービスは、各時期に応じた適切な支援を提供し、企業の介護担当者にとっても効率的に業務を進める助けとなります。
具体的な支援内容
『Career&Kaigo』では、以下の3つの観点から従業員一人一人をサポートします。
1. 介護環境の「見える化」
介護が始まるにあたり、準備段階から個人の負担を可視化し的確なアドバイスを行います。東京海上日動ベターライフサービスの専門知見を基にしたアンケートにより、各ひとりひとりの介護状況に応じたアドバイスを行い、不安を和らげます。
2. ワーク・ライフ・バランスの評価
利用者は「SWING-J」というツールを用いて、自身の仕事と家庭のバランスを評価し、今後の課題を把握します。課題に応じた動画コンテンツの提案もあり、気づきのきっかけを提供します。
3. メンタル状況の確認と支援
「WHO-5」を使用し、月1回メンタルヘルスの状態をチェックします。一定基準を下回った場合には、カウンセリングを促し、本人の心のケアを支援します。
企業へのサポート
『Career&Kaigo』では、上司や人事担当者へのマネジメントアドバイスも行います。アンケート結果に基づき、従業員の状況を把握し、面談などでの活用をサポートします。また、大量のe-learning動画を提供し、従業員が自分のペースで学べる環境を整えました。
専門家による相談窓口
従業員のメンタルヘルスに関する悩みを専門家がサポートする窓口も設け、必要に応じて東京海上日動ベターライフサービスのWeb相談なども紹介します。これにより、従業員の介護に関する安心感を高めるものとなるでしょう。
未来への展望
高齢社会の現代において、介護問題はますます重要なテーマとなっています。『Career&Kaigo』の導入を通じて、企業が従業員のライフスタイルを理解し、必要な支援を行うことが求められているのです。アドバンテッジリスクマネジメントと東京海上日動ベターライフサービスは、今後も介護支援の分野でさらなるサービスの充実を図り、皆様の働きやすい職場の実現に向けて努力していく所存です。