「不登校は絶望じゃない」
不登校や発達障害に苦しむ親子に寄り添う相談員、池添素さんが、特別トークショーを京都で開催することになりました。このイベントは、京都の大垣書店桂川イオンモールにて、9月23日に行われます。池添さんは40年以上にわたり、約4000組の親子を支えてきた経験を持っており、その言葉には深い力があります。
「子どもには、親が心配を減らしたいからいろいろ聞きたくなる。しかし、子どもは自分から話したい時に、自分の気持ちを伝えてくれる。」と池添さんは話します。彼女の言葉には、親たちが心がけるべき大切な心構えが示されています。
池添さんは京都市職員として数年間、児童福祉センターの療育課で勤務した後、仲間とともに子ども支援の福祉施設を立ち上げました。その意義深い活動は、長年にわたって取材してきたジャーナリストの島沢優子さんの著書『不登校から人生を拓く――4000組の親子に寄り添った相談員・池添素の「信じ抜く力」』に詳細に描かれています。
池添さんの実践に裏打ちされた言葉は、多くの人々を励まし、支え続けています。特に、発達障害やグレーゾーンの子どもが直面する不登校の問題について、彼女は非常に理解深くアプローチしています。「普通は学校に行くでしょ?」という周囲の無理解に悩む親たちの気持ちにも寄り添ってきたのです。
トークショーとサイン会の開催
今回のトークショーでは、池添さんと共に島沢さんも登壇します。二人のトークは、愛とユーモアにあふれ、親支援の大切さについての深い洞察を提供します。参加者には、池添さんの名言集もプレゼントされ、さらに手作りのミニ名言集も用意されています。
「私は親支援しかしていない。子ども支援は何もしていない。」と語る池添さんの言葉から、親がどのように子どもと向き合うべきかを学ばされるでしょう。池添さんのリアルな体験を通じ、親たちがどうすれば子どもとの信頼関係を築けるのか、具体的なヒントを見つけることができるでしょう。
このイベントは、限られた席数となっており、参加を希望する方は早めに申し込みをすることをお勧めします。申し込みは専用サイトから可能です。
書籍も注目
池添さんの言葉やその実践は、単なるアドバイスではなく、親たちに心の余裕を持たせ、子どもと向き合う勇気をもたらします。その著書は、Amazonの学習障害カテゴリで1位を獲得した人気作となっており、手に取る価値のある一冊です。学校に行くことだけが正解ではないという考え方が、親子での新しい対話を促進するきっかけとなるでしょう。
池添さんが作り上げた、この温かいトークショーと書籍を通じて、多くの親子が癒され、支えられることを願っています。