SailPointが新機能「Agentic Fabric」を発表しAI時代のセキュリティを強化

SailPointが発表した新機能「Agentic Fabric」



2026年5月、企業向けアイデンティティセキュリティのリーダーであるSailPointが、日本法人を通じて新たなソリューション「Agentic Fabric」を発表しました。この新機能は、特にAIエージェントをはじめとする非人間アイデンティティ(NHI)を大規模に保護することを目的としています。現代の企業環境におけるAI利用の増加に伴い、企業のセキュリティへの新たな挑戦に対応するものです。

AIエージェントの課題



現在、多くの企業が自律型AIエージェントを導入しています。これにより、クラウド環境やアプリケーション、エンドポイントにおいて急速に環境が変化しています。しかし、そんな中でガバナンス体制の欠如が問題視されています。AIエージェントは、人間のユーザーとは異なり、機械のスピードで行動し、監視や管理の整備が不十分なまま動作することがほとんどです。こうした状況下では、AIエージェントが重要なシステムやデータにアクセスする際のアイデンティティセキュリティの強化が求められています。

Agentic Fabricの機能



SailPointの新機能「Agentic Fabric」は、AIエージェントのガバナンスおよび保護を強化するために設計されています。これにより、組織は人間のアイデンティティだけでなく、エージェントやアプリケーションを統合的に管理できるようになります。具体的には、Agentic Fabricは以下の機能を提供します:

  • - 検出:AIエージェントやマシンアイデンティティ、エンドポイントに存在するこれらのアイデンティティのインベントリと、その重要なデータとの関係性を視覚化するアイデンティティグラフの構築。
  • - ガバナンス:ライフサイクル管理やアクセスポリシーを適用し、各エージェントを人間の管理者と関連付けることで、より安全なガバナンスを実現。
  • - 保護:リアルタイムでの認可制御を行い、自動対応機能を利用してAIエージェントの動作を保護します。

マット・ミルズ、SailPointのプレジデントは「AIエージェントが新たなアイデンティティリスクを生み出している」とし、Agentic Fabricがこの問題に切り込むことができるとコメントしています。また、テクノロジー担当のチャンドラ・グナナサンバダムは、企業が人間とAIのアイデンティティを統合的に管理する必要性を強調しました。

新パッケージと無料トライアルの提供



SailPointは、Agentic Fabricの発表に加え、AI導入のスピードに合わせてアイデンティティセキュリティを強化する2つの新パッケージも提供します。

  • - Agentic Business:すべてのアイデンティティに対し最小アクセス権限を適用し、ガバナンスを確立。
  • - Agentic Business Plus:ジャストインタイムアクセス権限を提供し、Zero Standing Privilege(ZSP)へ移行するサポートを行います。

さらに、SailPointは既存のシャドーAIやアプリケーションを可視化する「ディスカバリーツール」の無料トライアルも実施中です。このツールは、初めてSailPointを使用する企業にも利用可能で、多くの企業のセキュリティ向上に貢献すると期待されています。

まとめ



今夏に提供予定のAgentic Fabricと新パッケージは、AIエージェントの時代におけるエンドツーエンドのセキュリティ強化を目指しており、多くの企業にとって必須のソリューションとなるでしょう。SailPointの新たなアイデンティティセキュリティへの取り組みは、今後の企業運営に大きな影響を与えることが予想されます。

会社情報

会社名
SailPoint テクノロジーズジャパン 合同会社
住所
東京都港区赤坂2丁目23番1号アークヒルズフロントタワーRoP806号
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。