佐倉市立美術館で広野多珂子の絵本原画展が開催決定！

佐倉市立美術館で広野多珂子の絵本原画展が開催！

千葉県佐倉市に位置する佐倉市立美術館にて、心温まる絵本作家・広野多珂子の原画展が開催されます。この展覧会では、彼女が手掛けた約300点の原画作品が一堂に展示される予定です。特に人気のある『ねぼすけスーザ』シリーズや、『魔女の宅急便その２ーキキと新しい魔法』など、彼女の作品は幅広い世代に愛されています。

広野多珂子は1947年に生まれ、スペインで美術を学んだ後、日本に帰国。子どもたちに向けた本を手掛ける絵本作家としてデビューし、さまざまなテーマを扱った美しい作品を世に送り出してきました。特に有名な『ねぼすけスーザのおかいもの』は、スーザという女の子の素朴な暮らしを描いた物語で、全7冊にわたって展開されるこのシリーズは、発表から33年をかけて完成しました。

この展覧会では、広野多珂子作品の特長であるやさしく温かいタッチの原画が、5つのテーマに分けて展示されます。

展示内容

- ねぼすけスーザシリーズ

- 表紙原画や関連作品が多数展示され、スーザの世界を体験できます。

- ものがたりえほん

- 多様な物語の中から、特に心に残る絵本を展示。

- あかちゃんえほん

- 小さなお子さん向けの心温まる作品が揃います。

- かがくえほん

- 科学をテーマにした絵本も多く、知識を楽しみながら学べます。

- 挿絵

- 幅広いジャンルで活躍する彼女の挿絵作品も見逃せません。

また、会期中には広野さん自身による講演会やおはなし会、コンサートなどのイベントも予定されています。楽しみながら作品を知ることができる貴重な機会です。

展覧会情報

- 会期: 2026年1月24日（土）から3月29日（日）まで
- 場所: 佐倉市立美術館（千葉県佐倉市新町210番地）
- 開館時間: 10:00～18:00（入館は17:30まで）
- 休館日: 月曜日（ただし2月23日は開館、2月24日は休館）
- 観覧料: 一般800円（前売り640円）、大学生600円、高校生以下は無料。

広野多珂子の作品は、自然体で流れるような絵と物語が融合した、心安らげる世界を作り出しています。ぜひこの機会に、彼女の多彩な作品に触れてみてはいかがでしょうか。絵本が持つ力を感じ、作品の背景にある彼女の創作プロセスを知ることで、違った視点からも楽しむことができるでしょう。

美術館へのアクセスは、京成佐倉駅から徒歩8分ととても便利です。駐車場数には限りがあるため、公共交通機関の利用をお勧めします。展覧会の詳細やイベントについては、美術館の公式サイトで確認することができます。

この展示会は、広野多珂子ファンをはじめとするすべての方にとって、見逃せないイベントです。