中小企業の未来を拓く!IT活用戦略セミナー2024レポート
株式会社コムデック(代表取締役:生田智之)は、2024年6月21日に「IT活用戦略セミナー2024」を開催しました。
このセミナーは、コムデックが「日本を元気にしたい。そのためにはITの活用が必要だ」という強い思いから、2016年から毎年6月に三重県伊勢市で開催している一大イベントです。当初は三重県内の中小企業にクラウドサービスを紹介することを目的としていましたが、今では全国のお客様に向けて、良い会社作りに関する情報を発信する場へと成長しました。
2024年のセミナーでは、3名の著名な講演者による熱い講演と参加者同士の交流の場が設けられ、単なるITツールの使用にとどまらず、その背後にある戦略や考え方について学ぶ貴重な機会を提供しました。
全国から約150名のお客様が参加した、三重県内で最大規模のITイベントの様子をレポートします。
日本の現状と中小企業の課題:デービッド・アトキンソン氏の提言
元ゴールドマン・サックスの経済アナリストであり、現在はいち中小企業の代表という異色の経歴を持つデービッド・アトキンソン氏は、日本の労働生産性が世界で43位と低い現状について注目を集める話を展開されました。
アトキンソン氏は、人口増加時代の「コスト削減で価格を下げる」モデルはもはや通用せず、「付加価値の向上」が不可欠であると力説しました。
特に、中小企業は「顧客との距離の近さ」「迅速な意思決定」「社長と社員の距離の近さ」という強みを活かし、大企業を目指すのではなく、「中堅企業」を目指すべきであると訴えかけました。
ワクワクするビジョンこそ成長の鍵:長島淳治氏の熱いメッセージ
かつては船井総合研究所で活躍されていた長島淳治コンサルタントは、「経営者が心底からワクワクすることを見つけてビジョンとして掲げ、仲間を包み込んで進むべき」と力強く語りました。
長島氏は、このワクワクを発見するためには、外に出て行動し、個性と長所を活かすことが重要であることや、先行き不透明な時代だからこそ、答えを見つけるのではなく答えを作る必要があるという内容の話を展開しました。
コムデックの挑戦と未来:生田智之社長のビジョン
コムデックの代表取締役社長である生田智之氏は、コムデックの1年間の変化と挑戦について紹介しました。
生田氏は、新しい挑戦をする際にはゼロから作るのではなく、既存のものを参考にすることの重要性を強調しました。また、テクノロジーの進化により品質が向上する現代社会において社内外のファンを増やしていく必要性についても言及しました。SNSなどを活用した情報発信でブランディングを強化することによって値上げや採用力の向上につながると訴えました。
交流を通して生まれるシナジー効果:参加者同士の活発な意見交換
このセミナーは、参加者同士がビジネスの発展を共に目指し、日本全体の活性化に貢献することを目標として開催されました。そのため、講演だけでなく、参加者同士がリアルに交流できる場としても重要な役割を果たしました。
懇親会には約50名のお客様が参加し、様々な業種や規模の企業経営者やIT活用リーダーが集まり、普段は話す機会のない方々と交流する貴重な機会となりました。
また、遠方からお越しの方々には、セミナーだけでなく伊勢を楽しんでいただくために「伊勢神宮内宮参拝ツアー」と「コムデックオフィスツアー」も開催されました。
伊勢神宮内宮参拝ツアーは、認定ガイドが内宮を1時間かけて案内し、伊勢の歴史を感じていただける内容となっています。コムデックオフィスツアーでは、働き方改革を意識したオフィスの見学や、セミナーで紹介したツールのデモを実施し、生産性向上を体感いただきました。
「伊勢からITで日本を元気にする」:コムデックの挑戦は続く
株式会社コムデックは、「伊勢からITで日本を元気にする」を目標に、参加者がIT活用を深く理解し、実際のビジネスに役立てることを願ってこのセミナーを開催しました。企業がこれからの社会で生き残るために必要な知識と戦略を学べる機会の一助となれば幸いです。
「IT活用戦略セミナー2025」については、日程は未定ですが、来年も開催する予定です。
株式会社コムデックは成長した姿をお見せしつつ、成長意欲のあるお客様を支援してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。