名古屋商科大学、220名の学生を海外に派遣
名古屋商科大学が2024年度に220名の学生を海外へ派遣し、国際社会での活躍を目指す人材を育成しています。この取り組みは、コロナ禍で国際志向が低下しているとされる学生たちにとって、貴重な機会となっています。
国際人材育成のための多様なプログラム
同大学では、語学留学や提携校への交換留学プログラムに加えて、海外ボランティア活動や一人旅を通じたギャップイヤープログラム、さらには東南アジアでのインターンシップなど、様々な形で学生を海外に送り出しています。これにより、学生は国際的な視野を広げ、実践的なスキルをようやく磨くことができます。
また、留学プログラムに参加する学生に対しては、渡航費の補助や授業料の免除などの奨学金制度も整備しており、事前研修も実施されています。これにより学生の海外派遣を支援しています。
PIMへの加盟で広がる交換留学の機会
2022年度には、名古屋商科大学が世界のトップビジネススクールが加盟するPIM(Partnership in International Management)の正式会員となりました。この加盟により、同じくPIMに加盟する63カ国187校との交換留学が可能となり、学部と大学院で学ぶ留学生の数も過去最多を記録しています。現在、同大学では世界74カ国からの国際学生が学んでおり、多様な文化や価値観を意識した教育が実現されています。
国際学部の特色
名古屋商科大学の国際学部は、「国際学科」と「英米学科」の2つの学科から構成されています。この学部の特徴は、実践体験型の学びを通じて国際的に活躍できる人材を育成することです。英米学科では、国際的なビジネスシーンで必要な英語力を強化し、プレゼンテーションやディスカッションの機会を多く持つことで、実践的なスキルを習得します。
一方、国際学科では質の高い英語教育だけでなく、アジアの文化・歴史・政治に関する広範な理解を深めることができます。これにより、学生は海外留学を通じて国際教養を豊かにし、グローバル社会での実践力を培っています。
名古屋商科大学の実績
名古屋商科大学は1953年に創立されて以来、世界標準の経営教育を追求し、国内初となるトリプルクラウンの国際認証を取得しています。現在は5学部10学科2研究科が設置され、国際ボランティアや交換留学を積極的に推進しています。また、ビジネススクールはQSランキングで5年連続国内第1位を獲得し、Times Higher Educationでは2023年度日本版の国際性分野で東海北陸地区第1位、国内第15位にランクインしています。
このような名古屋商科大学の取り組みは、学生一人ひとりの成長だけでなく、国際社会で貢献できる人材の輩出に直結しています。これからも、同大学のさらなる進展を期待したいと思います。