青山商事、宮崎県小林市に防災毛布を寄贈し地域の安全を支援

青山商事株式会社が9月13日、宮崎県小林市に防災毛布100枚を寄贈する贈呈式を実施します。この毛布は、同社が回収した不要衣類をリサイクルして作られたもので、災害支援を目的としています。

青山商事は、2018年から不要衣類を活用したエコ活動を進めており、2019年からこれまでに全国の11自治体に合計2200枚の防災毛布を寄贈しています。小林市への寄贈は今回で2度目、同市は過去に幾度となく自然災害に見舞われており、その防災対策への取り組みは評価されています。

減少する災害時の物資供給

青山商事は、地域選定に際して3つの基準を設けています。これには、過去に大規模な自然災害を経験した地域や、物資が届きにくい離島・遠隔地、そして店舗が営業を行う地域が含まれています。小林市は新燃岳の噴火や、令和4年9月台風14号による記録的な大雨など、複数の災害を経験しており、特に防災に関する意識が強い地域と言えるでしょう。

贈呈式の概要

贈呈式は小林市役所2階第2会議室で行われ、出席者には小林市の市長や青山商事の広報部長、地元店舗の店長などが名を連ねます。寄贈する防災毛布は、サイズ200㎝×140㎝で、緊急時に備えるための重要なアイテムとなります。

リサイクルのプロセスと新しい取り組み

青山商事が手掛ける防災毛布は、店頭で回収したスーツなどの衣類をリサイクルし、再生ポリエステルを混合して作られています。昨今の自然災害の頻発化に伴い、リサイクルの重要性が増す中、同社は気軽に参加できるエコ活動を広げるために、リサイクリングBOX「WEAR SHiFT」を全店舗に設置しています。この取り組みは、衣類の回収量に応じて森林保全団体への寄付も行っており、2024年度から寄付額が増加する予定です。