廃棄カニ殻を活用した新感覚スキンケア商品が登場！

海の恵みを活かした新たなスキンケア商品

日本は四方を海に囲まれた島国であり、美しい自然の中で数多くの海の恵みが育まれていますが、それに反して多くの天然資源が廃棄されているのも現実です。そんな中、奏波（かなは）というブランドが新たに立ち上げたのが、捨てるはずのカニの殻を再利用したサステナブルな保湿フェイスパックです。「KANAHA」は、海の天然資源を用いた化粧品を手掛けるブランドで、今回の新商品「キチンナノファイバーナイトジェルマスク美容液」を公式オンラインショップから発売しました。

廃棄ロスを減らす取り組み

代表の喜多由理子氏は、幼少期に炭酸カルシウムを主成分とするイカの甲を傷口処置に使った経験を持ち、その体験から海の恵みを活かし、廃棄ロスを減らす可能性を追い求めてきました。その取り組みから生まれたのが、この保湿フェイスパックです。

大きな水揚げ量を誇る鳥取県境港周辺では、カニの加工過程で相当な量のカニ殻が処理されており、それを活用することで新たな製品が生まれました。新開発の「キチンナノファイバー」は、これらのカニ殻をもとに、鳥取大学発のベンチャー企業・株式会社マリンナノファイバーとの共同開発により完成した成分です。この成分は、ナノファイバーと呼ばれる超微細繊維に加工され、柔らかなジェル状に仕上がりました。

保湿効果と使用感

「キチンナノファイバー」は、肌にスムーズに馴染み、潤いをもたらすだけでなく、肌表面を守る緻密な被膜を形成します。これにより、肌の起伏を補い、刺激から守る役割を果たします。さらに、ナイアシンアミド（ビタミンB3）を配合することで、肌にハリを与え、紫外線によるダメージを軽減します。

この商品は、使用後に洗い流す必要がなく、洗顔後にそのまま塗り込むだけという手軽さも魅力です。不要な防腐剤を使用していないため、一回使い切りのパック形態が採用され、美容成分の鮮度が保たれる工夫がされています。

個人と法人の両方に多彩な利用法

「キチンナノファイバーナイトジェルマスク美容液」は、個人向けとしてもちろん、法人における宿泊施設や旅館でのアメニティとしても重宝されることを目指しています。このように、宿泊者へのプレゼントや、さまざまな場面での活用が期待されています。

今後も「KANAHA」は、海の恵みを活用した製品を提供し、持続可能な社会の実現に貢献していく考えです。