全国の保護者が語る夏休み宿題への満足度と不安点
株式会社SVCが提供する「ふぉぴす」は、夏休みの宿題について全国の保護者を対象に実施したアンケート結果を発表しました。この調査は、2025年7月に行われ、200名の保護者が参加しました。ここでは、その結果をもとに保護者たちの満足度や不安点を詳しく見ていきます。
調査内容の概要
今回の調査の主な目的は、全国の小学生以上の子どもを持つ保護者がどのように夏休みの宿題を捉えているかを理解することです。調査形式はインターネットによるもので、参加者はサンプリングされた保護者です。
宿題の量に対する満足度
調査によると、約45%の保護者が自分の子どもに与えられた宿題の量に「満足している」と回答しました。このことから、多くの家庭が現状の宿題量に対して肯定的な見解を持っていることがわかります。一方で、「不満である」と感じているのはわずか17%にとどまりました。また「どちらでもない」とした家庭は38%と、宿題に対する意見は子どもの学年や性格、家庭の状況によって異なるようです。
さらに、宿題の量の変化に関して尋ねたところ、「変わらない」と回答した保護者が58.4%に達しました。これは去年と比較して宿題の量に大きな変化がなかったことを示しています。一方、「増えた」と感じる保護者は25.3%で、「減った」と認識しているのはわずか16.3%という結果です。このように、全体的には宿題の量の安定性が見て取れます。
保護者の不安要素
調査結果から見えるもう一つの側面は、保護者が夏休みの宿題に対して抱える不安です。特に多くの保護者が「サポートに対する不安」を感じていることが明らかとなりました。この不安を表す回答が78名に上ります。宿題を適切にサポートするための時間を捻出するのが難しいという意見が多く寄せられました。
一方で「特になし」と回答したのは42名、各家庭の事情により不安を感じない層もあることがわかります。しかし「量が少ないことへの不安」や「内容への不安」など、他にも様々な不安に関する回答がありました。特に「学習習慣への不安」を抱える保護者も多く、全体的には宿題の質や量以上に、家庭のサポート体制が切実な問題となっている様子が伺えます。
具体的には、自由研究や読書感想文には親のサポートが求められることが多く、家庭の生活と両立させるのが難しいとの声もありました。
まとめ
この調査から、小学生を持つ全国の保護者の約半数が現在の宿題の量に満足していることがわかりましたが、それ以上に家庭での学習支援に対する不安が大きな問題となっていることが浮き彫りになりました。特に共働きの家庭では宿題を支援するための時間を捻出することが負担であるとの声も多く、親自身がどのように子どもたちに寄り添い、サポートを行うかがキーポイントとして浮かび上がってきました。
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