新しい知財AI革命
2025-09-05 09:35:23

リーガルテック新AIで知的財産の創出と活用が加速する

リーガルテック新AIで知的財産の創出と活用が加速する



2025年9月5日、リーガルテック株式会社は、新たな知財DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションの提供を発表しました。このソリューションは、AIエージェント基盤「Tokkyo.Ai」とセキュア研究データ基盤「AI孔明 on IDX」を統合した革新的なシステムです。特に、国内初となるこのシステムは、発明の種の発見から特許の出願、管理、技術移転までをAIが一貫して支援するもので、研究機関や企業の知的財産の創出と活用を加速することを目指しています。すでに、複数のトップクラスの研究機関で試験導入が進んでいるとのこと。

背景:増大する知財業務の負担



研究開発現場では、日々大量のデータが生成されます。実験データや解析結果、技術メモなど、研究活動に伴う情報は膨大です。しかし、この中から新たな発明を見つけ出すことは非常に困難であり、多くの時間と労力を要します。加えて、出願前の先行技術調査や文献の整理も大きな負担となるため、特許の出願が遅れたり、貴重な発明が埋もれてしまうことがしばしば発生します。

ソリューションの概要



リーガルテック社の新しいソリューションは、二つの主要なコアから成り立っています。まず、一つ目は「MyTokkyo.Ai」です。このAI基盤は、研究メモや実験記録をもとに関連する特許や論文を瞬時に検索・比較します。また、先行技術に対する差异や新規性のポイントを自動で整理し、出願書類の作成を支援します。さらに、研究テーマごとの知財戦略を構築するための特許マップも自動生成する機能を持っています。

次に、「AI孔明 on IDX」は、実験データや解析結果、設計図などを安全に保存するセキュアなデータ基盤です。保存されたデータからは新たな発明が抽出でき、改ざん防止やバージョン管理が標準搭載されています。これにより、共同研究や委託研究においても安全にデータを共有できる環境が整っています。

導入効果



既に複数の大型研究プロジェクトで本ソリューションが導入され、その効果も明らかになってきています。調査時間は50%以上短縮され、出願書類の作成にかかる期間は平均30%短縮されるなど、研究者にとっての負担が大幅に軽減されています。加えて、電子研究ノートの完全な証跡化により、係争や監査への対応力も向上しています。

主なユースケース



このソリューションが活用される具体的な場面としては、基礎研究や応用研究に渡る知財戦略の立案や、共同研究プロジェクトにおける研究データの証跡管理、さらには技術移転部門でのライセンス候補の抽出や企業マッチングが挙げられます。また、出願前の侵害回避調査や国際出願戦略のサポートも行います。

今後の展開



リーガルテック社は、この知財DXソリューションを国内の研究機関、企業のR&D部門、大学などに広く展開する予定です。特に、産学連携や国際共同研究においては、証跡性やセキュリティ、スピードを兼ね備えた基盤としての利用が期待されています。「知財創出と活用のスピードを10倍に。日本発の研究力を世界へ」というビジョンのもと、より多くの研究者や知財部門担当者に新たな価値提供がなされることでしょう。

会社概要


リーガルテック株式会社は2021年に設立され、資本金は3億8,000万円。東京都港区に本社を構えており、特許調査や発明抽出プラットフォーム、「MyTokkyo.Ai」を提供しています。また、AIプラットフォームや共同開発支援プラットフォームの開発・提供も手がけています。今後も技術革新を信じ、より良いソリューションを提供していく所存です。


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会社情報

会社名
リーガルテック株式会社
住所
東京都港区虎ノ門5-13-1虎ノ門40MTビル4F
電話番号
03-5733-5790

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