BionicM、米国市場に向けた新たな一歩を踏み出す
東京を拠点にするBionicM株式会社が、米国バージニア州ワシントンD.C.近郊に新たに米国子会社「BionicM USA LLC」を設立しました。この新拠点は、2024年8月から米国市場でパワード義足「Bio Leg®」の販売を開始する予定です。事業展開を迅速化するために、約300万米ドルの資金調達の第1次クロージングを2024年9月に完了し、米国市場での大幅な成長を目指しています。
米国市場の特性を捉えた戦略的展開
先進的なパワード義足として注目されるBio Leg®は、2024年夏に米国の義足市場に本格参入しました。これに伴い、BionicMは国際的な競争力を強化し、販売台数の増加を狙っています。米国ユーザーの期待に応えるため、新設された子会社では在庫管理機能の強化と充実したアフターサポートの提供が計画されています。ユーザーが長期的に使用する製品であるため、義肢装具士やエンドユーザーからのニーズにしっかり応えられる体制を整えます。
CES 2025での受賞と展示
現在、米国ラスベガスで行われているCES 2025では、Bio Leg®が「Accessibility & AgeTech」部門で最高賞となる「Best of Innovation」を受賞しました。この賞は、同カテゴリー内で最も優れた技術を持つ製品に与えられる栄誉であり、革新性と社会貢献性が高く評価されています。受賞後、Bio Leg®は特別展示エリア「Innovation Awards Show Case」にて、来場者やメディアに向けてその革新性がアピールされています。
新たな雇用機会の創出
BionicMでは、マーケティングやセールスなど多様な職種でメンバーを募集中です。会社の成長と共に新しい仲間を迎え入れ、さらなる発展を目指していく予定です。興味のある方は是非、BionicMの採用ページを覗いてみてください。
BionicMの会社背景
BionicMは2018年に創設され、東京大学の研究を基にしたスタートアップ企業です。ヒューマノイド技術を駆使して開発されたBio Leg®は、下肢切断者のモビリティ向上を目指した革新的なデバイスです。BionicMの使命は「Powering Mobility for All」であり、すべての人々に mobility を提供するための取り組みを続けています。
設立当初から、より良い未来を目指して技術革新に取り組むBionicM。米国市場における新たなチャレンジと、CES 2025での受賞はその一環であり、今後の展開が非常に楽しみです。