聴覚ケアの未来
2025-04-21 14:26:43

聴覚ケアの未来を共に考える「みんなで創るきこえのミライ」イベント

ライブ版『みんなで創るきこえのミライ』が大阪で開催
2025年6月22日(日)、大阪市で聴覚ケアに焦点を当てたイベントが開催されます。このイベントは、世界的な聴覚ケアグループであるデマントが展開する補聴器ブランド、オーティコン補聴器、茨城大学教育学部障害児生理学研究室、岡山大学病院聴覚支援センターが共同主催。テーマは「リスニング・エフォート」と「リスニング・ファティーグ」で、補聴器ユーザーや聴覚に関心のある一般の方々が対象となっています。
このイベントの背景には、WHO(世界保健機関)が予測する難聴者の増加があります。2050年までに世界の約25億人が難聴になるとされ、その経済的損失は年間9800億ドルにも及ぶと試算されています。特に加齢による聴力低下は目に見えないため、本人が難聴に気付きにくく、生活の質が低下する危険があります。
さらに、聞き取りにくさから来る「リスニング・エフォート」や「リスニング・ファティーグ」の問題も指摘されています。これにより、日常の活動が制限され、場合によっては引きこもりがちになることもあるのです。
茨城大学教育学部の田原敬准教授は、子どもたちが大人よりもリスニング・エフォートを感じやすいと指摘しています。聴覚障害のある子どもは、常に努力して聞き取る状態であり、これが子どもたちの学習に与える影響も無視できません。
こうした課題から、2023年から「きこえのミライ」シリーズが配信され、多くの専門家や一般の方々に視聴されてきました。参加者からは、より直接的な体験を求める声が寄せられ、今回の双方向型イベント開催が決定しました。
イベントでは、参加者が実際にリスニング・エフォートを測定する方法を体験できる時間も設けており、スピーカーの講演を聴きながら、質疑応答も行えます。そのため、参加者はただ話を聞くだけではなく、活発な議論に参加し、自ら「きこえのミライ」について考える機会を持つことができます。
【イベント詳細】
  • - イベント名: ライブ版みんなで創るきこえのミライ
  • - 日時: 2025年6月22日(日)13:00-15:30(12:30開場)
  • - 会場: AP大阪駅前地下2階APホールII(大阪市北区梅田)
  • - 参加定員: 50名(先着順で締切)
  • - 申し込み期間: 2025年4月22日(火)~6月20日(金)17時
参加を希望される方は、QRコードまたは指定のURLからお申し込みください。
お申し込みページ
ところで、講演者には茨城大学の田原敬准教授や岡山大学病院の片岡祐子准教授が参加し、聴覚に関する最新の研究や体験談を紹介します。
田原准教授は、聴覚障害がある方々のリスニング・エフォートへの理解を深めるためのプロジェクトにも取り組んでいます。また、井上晶雄氏という聴覚障害の当事者もゲスト参加し、自身のリスニング・エフォートの経験をシェアしてくれます。
まとめ
このイベントは、ただ聴くための講演会ではなく、聴覚ケアの重要性について考える貴重な機会です。リスニング・エフォートを理解し、共に解決策を見出すために、多くの方々の参加が期待されます。皆さまぜひ、お申し込みください。

お問い合わせ先:
オーティコン補聴器「ライブ版 みんなで創るきこえのミライ」事務局
フリーコール: 0120-1133-21
Eメール: [email protected]

参考リンク:


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会社情報

会社名
デマント・ジャパン株式会社
住所
神奈川県川崎市幸区堀川町580番地ソリッドスクエア西館16階
電話番号

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