TOWING、アブダビで国際会議に参加し持続可能な農業をアピール

TOWING、アブダビで国際会議に参加

株式会社TOWING（代表取締役CEO：西田宏平）が、2024年11月11日から12日にかけてアラブ首長国連邦（UAE）・アブダビで開催された「SusHi Tech Global in Abu Dhabi」に参加しました。このイベントは、サステイナブルな分野で革新を追求するスタートアップ企業の日本代表団が集まり、技術や解決策を共有する場です。

登壇の経緯

TOWINGは東京都が主催する「SusHi Tech Tokyo」に連携しており、この理念のもと持続可能な都市の実現を目指しています。小池百合子東京都知事の訪問に合わせて、TOWINGもUAEを訪れました。アブダビ商工会議所で行われたセミナー「JAPAN'S INNOVATIVE SMES CONNECTING WITH ABU DHABI FOR A GREENER TOMORROW」では、同社の脱炭素プロジェクトリーダーである山田が登壇。日本国内での持続可能な農業の取り組みや、UAEにおける高機能バイオ炭「宙炭（そらたん）」の利用可能性について講演しました。

山田による登壇の様子

UAEでのニーズを探る

今回の参加を通じて、TOWINGは現地のニーズや課題をより深く理解することができました。UAEは水資源が限られているため、中東地域において実現可能な持続可能な農業のモデル構築が求められています。TOWINGは宇宙農業に持続可能な方法で寄与できる技術を有しており、今後は現地企業との連携を模索し、中東市場での可能性を探っていく意向です。

株式会社TOWINGについて

2020年2月に名古屋大学から誕生したTOWINGは、「持続可能な超循環型農業を地球・宇宙双方で実現する」ことを目指すインパクトスタートアップです。地域の未利用バイオマスを活用し、独自の微生物を用いて高機能バイオ炭「宙炭」を開発しています。この製品は農地に施用することで、作物の品質向上や温室効果ガス排出削減に寄与します。また、農林水産省から持続可能な食料システムの基盤確立に貢献する事業者として認定を受けており、2022年度には「STI for SDGs」アワード文部科学大臣賞を受賞しました。