クラシックな魅力満載の第3回日本ヒッコリーゴルフオープン
神戸ゴルフ倶楽部で開催された第3回日本ヒッコリーゴルフオープンの熱戦が話題を呼んでいます。この大会は、1920年代に主流だったヒッコリー製のゴルフクラブを使った競技で、日本のヒッコリーゴルフ協会によって2018年にスタートしました。今年も多くのゴルファーが参加し、歴史ある神戸ゴルフ倶楽部のフィールドで魅力的なプレーを展開しました。
男子グロス優勝者の若松吉己氏
男子グロス部門で栄冠を掴んだのは、兵庫県出身の若松吉己氏です。彼は、前日から好調なショートゲームを見せつけ、2位との差を保ちながら安定したプレーを続けました。若松氏はこれまでにもスコットランドで開かれるヒッコリーゴルフの世界大会、World Hickory OPENにおいてチーム優勝も果たした実績があります。若松氏は、「ここでのプレーは特別な経験だった」とコメントし、今後のさらなる活躍が期待されます。
女子グロス優勝者の山本潤さん
女子部門で頂点に立ったのは、千葉県出身のフリーアナウンサー、山本潤さんです。彼女はヒッコリークラブを巧みに扱い、特にフェアウェイウッドでのプレーが印象的でした。バンカーでの挫折もありましたが、周囲の応援を受けて楽しくプレーできたと語ります。山本さんは今回が初めてのヒッコリーゴルフ大会であり、その楽しさはおそらく彼女のゴルファーとしての新たな道を切り開くことでしょう。
ヒッコリーゴルフの魅力とは
ヒッコリーゴルフは、クルミの木で作られたシャフトを用いて、当時のデザインに基づいたクラブを使うクラシックなスタイルのゴルフです。参加者は、ニッカポッカやロングスカートといった当時の衣装を身にまとい、まるでタイムスリップしたかのような気分でプレーします。この形式は、米国やヨーロッパでも人気を博しており、従来のゴルフとは異なるアナログな雰囲気が人々を惹きつけています。日本国内の競技人口も増加しており、近い将来に1,000人を突破する勢いです。
今後の展望
今回の優勝者、若松吉己氏と山本潤さんは、来年スコットランドでか開催予定のWorld Hickory Golf OPENへの出場権を獲得しました。彼らの新たな挑戦が楽しみですね。
詳しい情報については、
ヒッコリーゴルフ・ドット・JPや
ワールドヒッコリーオープンのウェブサイトをチェックしてみてください。クラシックな魅力にあふれたこの競技が、さらなる注目を集めることを期待しています。