SPAC秋のシーズン2025-2026
2025-08-29 09:50:51

SPAC秋のシーズン2025-2026が描く新たな演劇の物語

SPAC秋のシーズン2025-2026が新たな物語を届ける



静岡県舞台芸術センター(SPAC)は、2025秋のシーズンに向けた魅力的な演劇プログラムを発表しました。アーティスティック・ディレクターに劇作家の石神夏希を迎え、彼女が手掛ける新しい演出と若手アーティストたちが共演する3作品が登場します。このシーズンは「きょうを生きるあなたとわたしのための演劇」というメッセージのもと、観客が共に物語を紡ぐことを意識しています。

演劇作品のラインナップ



2025年10月に開幕するシーズンの初めを飾るのは、石神夏希の演出による『弱法師(よろぼし)』です。この作品は、静岡芸術劇場で2022年に初演され、多くの称賛を受けた人気作の再構成です。物語は、盲目の青年・俊徳が誰もが抱える「ひとりぼっち」にさらされる姿を描いており、深い人間ドラマが展開します。さらに、2026年には、デンマークの王子ハムレットが復讐に悩む姿を描いた上田久美子の『ハムレット』、多田淳之介が演出を務めるブレヒトの名作『ガリレオ~ENDLESS TURN~』がそれぞれ上演されます。

若者への演劇への招待



SPACは特に若い世代を重視しており、平日に中高生のための鑑賞事業を行うことで、演劇を身近に感じてもらう機会を提供しています。毎年約1万人以上の中高生が来場し、これまでの累計鑑賞者数は25万人を超えています。この取り組みは、演劇を通じて次世代の文化を育むことを目指しています。

また、Podcastやnoteを用いた新しい企画もスタートし、演出の過程やアーティストのインタビューを通じて、観客との距離を縮める工夫を行っています。これにより、ただの観劇ではなく、参加型の文化体験を創造しています。

演出家・石神夏希の思い



石神夏希は「人間は物語を生きる存在であり、その物語を自ら書き換えられる勇気を持つべきだ」と語っています。彼女の演劇は、社会や時代の問題を鋭く映し出すだけでなく、観客に自らの物語に向き合う勇気を与えるものです。『弱法師』では、登場人物の心の動きがそのまま現れるような演出を追求し、観客に強烈なメッセージを送ります。

まとめ



SPACの秋のシーズン2025-2026は、演劇を通じて自己表現の力を養う重要な場となります。親子で楽しめる企画も充実しているため、ぜひこの機会に静岡の優れた舞台芸術を体験してみてください。心温まる物語と新しい視点に出会える特別な時間を、ぜひお楽しみください。


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会社情報

会社名
公益財団法人静岡県舞台芸術センター
住所
静岡県静岡市駿河区平沢100-1
電話番号

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