高校生が地域課題を解決するオリジナル商品開発コンテスト開催

高校生が地域の海を元気にする企画、始動！

一般社団法人ローカルラボが主催する「LOCAL FISH CANグランプリ2025」が今年も開催されます。このコンテストは、全国の高校生を対象にしており、地域で抱える海の課題を解決するために、独自のアイデアを元にした商品開発を競い合うものです。昨年に続いて今年も缶詰に加え、レトルトパウチやその他の加工品でのエントリーが認められています。

コンテストの目的

このグランプリの主な目的は、高校生が地域の海に目を向け、現状や課題、さらには未来に対する考えを深め、主体的な行動を促進することです。また、LOCAL FISHの活用を通じて地域の活性化にも寄与することを考えています。エントリー期間は2025年4月15日から6月30日まで。

LOCAL FISHとは？

「LOCAL FISH」とは、地域特有の課題を抱える魚のことを指します。例えば、ブダイが増加したことで磯焼けが進行し、アサリやカキもナルトビエイにより脅かされています。これらの魚が抱える問題を解消しつつ、利用価値を見出すことがこのプロジェクトの根幹にあります。

今年度の取り組み

全国の高校生の挑戦を待っています。参加者は地域の海の課題を調査し、課題魚を利用したオリジナル商品を企画してください。審査の後、缶詰やレトルトパウチ、その他の加工品として商品化を目指します。また、このコンテスト専用のコミュニケーションサイトが開設され、高校生の学びや商品開発の過程、地域住民との交流を共有することが可能です。

エントリー方法

ウェブページからのエントリーを受け付けており、参加資格は日本国内の高校生や高等専門学校生です。個人またはチームでの応募が可能で、応募点数に制限はありません。ただし、選考の過程で応募内容を変更することができるものの、予選までに1作品に絞り込む必要があります。

選考の流れ

今年度の選考は、一次審査の動画審査から始まり、次に二次審査としてオンラインのプレゼンテーションが行われる予定です。全国大会として、東京で行われる決勝大会では、販売体験や交流会も含まれるイベントが実施される予定です。

これまでの成果

「LOCAL FISH CANグランプリ」は今年で5年目を迎え、過去には福岡県立水産高等学校が最優秀賞を受賞しました。未利用魚であるアイゴを使った郷土料理「ぬかみそ炊き」が斬新な商品として誕生しました。このような成功事例を参考に、今年も多くの高校生が新たなアイデアに挑戦することを期待しています。

参加への一歩を踏み出そう

海の大切さや地域の課題を学ぶチャンスとして、ぜひ「LOCAL FISH CANグランプリ2025」に参加してみてください。あなたのアイデアが地域を救い、次世代へと繋がる貴重な機会となるかもしれません。興味のある方は、公式ウェブサイト（https://localfishcan.com/）をチェックして、エントリーを行いましょう！