住友ゴム工業、2025年度モータースポーツ活動計画を発表
住友ゴム工業株式会社は、2025年度のDUNLOP(ダンロップ)およびFALKEN(ファルケン)ブランドにおけるモータースポーツ活動計画を決定しました。この計画は、四輪・二輪の国内外の競技を幅広くサポートし、モータースポーツの裾野を拡大することを目指しています。
四輪モータースポーツ
まず、四輪部門では国内最高峰のレースである『SUPER GT』において、GT500クラスで「Modulo CIVIC TYPE R-GT」、GT300クラスにおいて6チーム・6台をサポートします。また、全日本ラリー選手権や全日本ジムカーナ選手権、全日本ダートトライアル選手権といった多様なカテゴリーにタイヤを供給します。特に、トヨタの「GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」への協賛を継続し、若手ドライバーを育てるプログラムへも参加します。さらに、海外に目を向けると、アジア最大のクロスカントリーラリー『AXCR 2025』への参戦チームに「GRANDTREK」を供給し、成功を目指します。
サステナブルな原材料比率を高めたタイヤ供給も進める予定で、全日本カート選手権のEV部門にも関わります。
FALKENの挑戦
FALKENは、ドイツのニュルブルクリンクで開催される『ニュルブルクリンク24時間レース』に参加し、2台の「Porsche 911 GT3R」で総合優勝を狙います。昨年は、耐久シリーズでの強さを示し、SP9 Proクラスで初のシリーズチャンピオンを獲得。また、スバルの「WRX NBR CHALLENGE」にもタイヤを供給し、連覇を目指します。
二輪モータースポーツ
二輪部門では、『AMAスーパークロス選手権』開催に向けて、全てのクラスで連続制覇を狙う計画です。国際ロードレースでは、各チームにタイヤを供給するほか、若手ライダーの育成を目指す育成型レースにも注力します。
さらに、昨年タイトルを獲得した全日本モトクロス選手権での競技においても、今年もタイトル獲得を目指します。オフロードレースにおいても継続的にサポートを行い、モータースポーツ全体の発展に寄与していく方針です。
結論
全体を通して、住友ゴム工業は、DUNLOPおよびFALKENブランドを通じて、モータースポーツの発展に寄与し続けるための取り組みを強化しています。製品の品質向上とともに、次世代を担うドライバーやライダーの育成にも積極的に関与し、さらなる可能性を追求していく考えです。