部下のやる気を仕組み化!新しいマネジメント手法を読み解く
株式会社VITAL DESIGNの代表、渡邉貴志氏が初めての著書『部下のやる気を仕組み化できるデータサイエンスでわかった熱狂するチームのつくり方』を10月30日に発刊しました。この本は、組織内の熱意を最大限に引き出すための具体的なアプローチを提供することを目的としています。
若手社員の離職問題とその背景
日本の多くの企業では、若手社員の離職が大きな経営課題となっています。リーダーとして、離職を減少させるための施策を試みるものの、必ずしも効果が見られるわけではありません。渡邉氏は、その原因を「やる気」を本人の性格と捉えがちな現状に警鐘を鳴らします。実際に、辞めていくのは「やる気のない人」ではなく、「やる気のある人」なのです。
本書では、過去に豊田通商と伊藤忠商事で13年間の人事・組織開発に携わり、これまでに約3万人の人事データを解析してきた渡邉氏が、データ分析を通じて導き出した「やる気の構造」と、再現可能なマネジメント手法を於いています。
FANSモデルの提案
本書の核心は「FANSモデル」です。このモデルは、やる気を構成する4つの要素を通じて深く探っていきます。それは以下の通りです。
1. 貢献実感 (Feeling of Contribution)
部下が自分の仕事が他者に役立っていると感じることの重要性。
2. 自己決定感 (Authority)
仕事の進め方を自分で決定できる自由さが、やる気を促進。
3. 新規性・創造性 (New)
新しいアイデアへの挑戦が受け入れられる環境の必要性。
4. スピード感 (Speed)
意思決定が迅速で、仕事が前進する過程が重要。
これら4要素のうち、どの要素が低下しているかを把握し、型ごとに部下の関与を高めるための具体的な管理方法が提案されています。
書籍の内容構成
本書は、以下の5つの章から構成されています。
1. やる気のある人が辞めていく組織で何が起きているか
2. やる気を数値で捉える「FANSモデル」
3. 「FANS診断リスト」で部下のタイプを見極める
4. タイプ別の避けたい対応とやる気を上げ続ける関わり方
5. やる気を仕組み化し、躍動し続けるチームをつくる
特に、読者には「FANS診断リスト」をダウンロードする特典も用意されており、実際の部下のモチベーション状況を非常にスムーズに把握することができます。
組織健康診断のキャンペーン
書籍のリリースを記念し、VITAL DESIGNでは「組織の健康診断」というキャンペーンを実施します。これは、エンゲージメント調査「フロースケール」を用いて、企業が自身のエンゲージメント状況を把握する手助けをするものです。人々の仕事への没頭度を把握し、具体的な施策提案へとつなげる内容です。
50社限定の特別価格で提供され、心理学に基づいて実施されるこのサーベイが、組織内でどのように機能しているのか、その評価を行います。
おわりに
渡邉氏が呼びかけるように、「やる気」は単に個人の問題ではありません。組織としての取り組みが重要です。データに基づいたアプローチを通じて、自社の現在の状況を把握し、その上で具体的な施策を何にすべきかを見出すことを、本書はサポートします。ぜひこの本を手に取り、次の道筋を一緒に探求してみてください。