シェフラー、技術センター開設
2024-11-06 10:12:37

シェフラー、ヘルツォーゲンアウラッハに最新技術センターを開設し未来の産業基盤を構築

シェフラーの未来を切り拓くテクノロジーセンター



シェフラーAGが、ドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハに最先端のテクノロジーセンターを開設しました。このプロジェクトには約9,000万ユーロが投資され、工期は2年5か月。これにより、電動モビリティやバッテリー技術、水素エネルギーに関連する専門技術が一堂に集まることとなります。このテクノロジーセンターは、広さ18,000平方メートル、約340人の研究者や技術者が働くことができる環境を整えています。

新しいセンターには、材料科学と材料工学に関する15の研究ラボが設置されています。これにより、固体電池や水素燃料電池用の新しい材料の研究が進められる予定です。シェフラーは、これらの新技術を活用することで、電動モビリティの発展に貢献しようとしています。

シェフラーのCEO、クラウス・ローゼンフェルド氏は、テクノロジーセンターの開所を祝し次のようにコメントしました。「このセンターは、ヘルツォーゲンアウラッハにおける産業基盤を強化するというシェフラーのコミットメントを象徴するものです。私たちは、新しいテクノロジーセンターを通じて、イノベーションの加速化を実現し、モーションテクノロジーのリーダーシップを確立していきます。」

研究と革新が集まる拠点



テクノロジーセンター内には、測定、試験、校正システムが完備され、エネルギーとモビリティの移行を促進するためのソリューションを模索しています。特に注目されるのは、シェフラーの革新的なパワーエレクトロニクス製品に対する電磁適合性(EMC)試験を行うEMCラボです。これにより、製品の安全性が向上し、電動モビリティ分野での信頼性が確保されることとなるでしょう。

また、センターのオフィス空間は「ニューワーク(新しい働き方)」の原則に基づき設計されており、協力的なチームワークを促進する環境が整備されています。さらに、建物自体はDGNB(ドイツ・サステナブル建築協会)のゴールドスタンダードの認定を受けており、持続可能性にも配慮した設計がなされています。これには、廃熱を利用した暖房システムなど、最先端技術が駆使されています。

今後の展望



シェフラーの最高技術責任者(CTO)ウーヴェ・ヴァーグナー氏は、革新材料がモーションテクノロジー分野における持続可能なソリューションにとって極めて重要であると述べました。ヘルツォーゲンアウラッハのテクノロジーセンターは、シェフラーの研究開発ネットワークを強化し、さらなる技術革新を促進する新たな基準を打ち立てることが期待されています。

この新しいテクノロジーセンターには、「Motion Hub」と呼ばれる展示エリアも設けられ、お客様やサプライヤー、従業員に向けて新しい製品やサービスの紹介が行われます。これにより、シェフラーはさらなる成長が見込まれる市場での競争力を強化し、持続可能な発展を目指します。

シェフラーAGは、モーションテクノロジーの分野で75年以上にわたり業界をリードしてきた企業です。電動モビリティ、CO₂効率が高い駆動システム、革新的な材料技術を通じて、現在と未来のモビリティのあり方を変える一翼を担います。


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