TOYOとOneSubsea社が海底CCSプロジェクトでの業務提携を発表
2023年2月11日、東洋エンジニアリング株式会社(TOYO)は、海底設備でのリーダー的存在であるSLB OneSubsea社と、海洋CCS(CO₂貯留)に関する業務提携を目的とした覚書(MOU)を締結しました。この提携により、TOYOとOneSubsea社はそれぞれの専門分野を活かし、主に日本と東南アジア地域での海洋CCSプロジェクトにおいて、最適かつ実現可能なシステムの提案を行っていきます。
海洋CCSの重要性
TOYOとOneSubsea社が注目する海洋CCSは、カーボンニュートラルを実現するための重要な手段とされています。CO₂を安全に、かつ持続的に貯留できる地層が海底に多く存在するため、今後のCCS拡大には地上設備と海底設備の統合的なアプローチが不可欠です。しかし、商業規模での海洋CCSは、CO₂の安全な輸送や海底への圧入、運転・保守の技術的な課題が存在しています。
TOYOは、CCSプロジェクトにおけるCO₂分離・回収、輸送、貯留のプロセス全体に強みを持つ一方、OneSubsea社は海底生産・処理システムにおいて世界的に認められた技術を有しています。この協業により、クライアントのニーズやプロジェクトの条件に応じたカスタマイズされた海洋CCSシステムを提案できると期待されています。
提携の主な内容
本MOUに基づく協業内容は以下の通りです:
- - 海洋CCS分野における協業機会の探索
- - マーケティング戦略の共同検討
- - 全体最適なシステム設計の共同開発
今後、TOYOとOneSubsea社は、特に日本と東南アジア地域で多様なCCSプロジェクトに注目し、顧客が抱える技術的課題を解決するための提案活動を進めます。両社はその知見と技術を融合させることで、海洋事業において新たな付加価値を提供することを目指します。
TOYOとOneSubseaの背景
TOYOは1961年に設立され、世界60カ国以上のお客様に対してエンジニアリングサービスを提供してきた総合エンジニアリング会社です。主に化学肥料を中心に事業を展開し、その後、石油化学や発電など、様々な分野に領域を拡大しています。特に、持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして、環境に配慮したソリューション開発に力を入れています。
一方、OneSubsea社はSLB、Aker Solutions、Subsea7の3社によって設立された海底設備分野のリーディングカンパニーで、ノルウェーと米国を拠点に活動しています。彼らは海底技術において世界的な実績を誇り、TOYOとの提携により、日本と東南アジアでのプロジェクトに戦略的な価値をもたらすことが期待されています。
両社の協力により、カーボンニュートラルの未来に向けた動きがさらに加速されることでしょう。