大阪府知事賞受賞！ダイヤが目指す食の安全と教育の未来

株式会社ダイヤが大阪府知事賞を受賞

株式会社ダイヤは、今年創業79周年を迎え、令和6年度の「大阪府食の安全安心顕彰制度」において、特に優れた取り組みが評価され、大阪府知事賞を受賞しました。この顕彰制度は、食の安全と安心の確保に関する事業者や府民の協力を促進することを目的としています。

食の安全安心顕彰制度とは

大阪府が制定した食の安全安心推進条例に基づいて、食の安全に関する取り組みを広く顕彰し、より良い食文化の形成を目指しています。「食の安心」も考慮されるこの制度は、製造から消費までの全ての段階で食の安全を確保する活動を評価しており、エビデンスに基づく取り組みが求められます。

ダイヤの取り組みと理念

ダイヤは、社内衛生教育の強化や微生物検査の内製化に力を入れています。具体的には、パンやサンドイッチの製造工程において複数回の検査を実施し、金属探知機を用いた異物混入防止策を完成しています。また、衛生管理の向上のため、本社の衛生担当者が店舗を定期的に訪れて衛生状態を確認しています。

ダイヤは地域の教育にも力を入れており、「IKUNO未来教育ネットワーク」に参加しています。これにより、小学校でのパン工場見学や、中高生への職場体験などを提供し、食育を実践しています。特に、食品の製造過程や衛生管理に関する授業を行うことで、子どもたちに食の安全の重要性を伝える取り組みが評価されています。

引用と事例

さらに、ダイヤは大阪府の広報活動への協力の一環として、「もずとも協定」を結び、地域の特産品の製造・販売を行っています。また、学校教育教材の副読本「わたしたちの大阪3年」の取材にも協力し、利益追求だけでなく地域貢献にも力を注いでいます。

コロナ禍の中でも、ダイヤは安全なパン工場見学を実施し、子どもたちに貴重な体験を提供しました。このように、ダイヤはパン作りを通じて、地域とのつながりを大切にしながら、食の安全についての啓発を行っています。

社会貢献への意欲

受賞の知らせを受け、ダイヤの代表取締役社長・多田俊介氏は、「パンdeしあわせ」という理念の元、今後も地域社会に貢献する活動を続けていきたいと語っています。食の安全への取り組みは、単なる製造業務に留まらず、長期的な視点で地域の教育と協力関係を築くことが重要です。

このようなダイヤの姿勢は、多くの事業者にとってお手本となるものであり、今後もその活動に注目が集まります。