『13歳からの行動経済学推し活中学生のお小遣い奮闘記』
概要
8月16日に、株式会社ナツメ社から新たな実用書が発売されました。タイトルは『13歳からの行動経済学推し活中学生のお小遣い奮闘記』です。この本は、中学1年生の萌がK-POPアイドルに夢中になりながら、行動経済学を学んでいく物語を中心に展開されています。推し活を通じて経済学の基本を楽しみながら理解することができる、ユニークで教育的な内容となっています。
行動経済学の魅力
「行動経済学とは何か?」という問いから始まり、この書籍では「どのように役立つのか」といった基本的な疑問に答えつつ、消費者の心理に迫っていきます。たとえば、限定商品のニーズにどのように消費者が影響されるかや、選択における心理的クセ(松竹梅の竹の選び方など)について、物語を通してわかりやすく解説します。
物語の主役、萌の冒険
本書の主人公、萌は中学1年生で、音楽が大好きな普通の女の子です。彼女は推しのアイドルのライブに参加するためにお小遣いを貯めたくて、行動経済学の知識を駆使して様々な難題に挑戦します。これまでにない視点から、萌の日常を描いたエピソードは、学生から成人まで幅広く楽しめる内容になっています。
目次の紹介
本書は総じて256ページで構成されています。目次は以下のようになっています。
1. マジシャン・ジョージとの出会い
2. お小遣いのピンチ!宝くじで一攫千金を狙う!?
3. お小遣いアップ作戦開始!
4. 人気店にはどんな秘密がある?
5. セイリアンスな“仕掛け”で集客アップ
6. 行動経済学ってお金の話だけじゃない?
これらの章ごとに、行動経済学の基礎知識をストーリーに組み込みながら、読者が自然に学んでいけるよう工夫されています。
専門家による監修
監修は名古屋商科大学の教授、太宰北斗氏です。彼は消費財メーカー勤務を経た後、一橋大学大学院で研究を進め、現在の職に就いています。行動ファイナンスやコーポレートガバナンスが専門であり、著書も多数存在しています。本書でも、彼の専門知識が随所に反映されています。
書誌情報
- - 著者: 太宰北斗
- - 発行: ナツメ社
- - 定価: 1,650円(税込)
- - 発売日: 2024年8月16日
- - 仕様: 四六判 / 256ページ
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この本はただの学習書ではなく、読者に楽しさも提供する内容となっています。この機会に行動経済学を気軽に学んでみてはいかがでしょうか。