毛髪補修の新技術
2026-07-29 12:47:25

毛髪補修の新たなアプローチ:糖由来成分の相乗効果

毛髪補修の新たなアプローチ:糖由来成分の相乗効果



株式会社アリミノは、新たな研究を通じて、毛髪内部の補修において2種類の糖由来成分の組み合わせが効果的であることを明らかにしました。この研究では、ヒドロキシプロピルグルコナミド(HPG)と加水分解コーンスターチ(HCS)を用いた実験が行われ、両成分が毛髪の異なる構造に作用し、ダメージ毛の強度を回復させる相乗効果が確認されました。

研究背景



ヘアカラーやパーマなどの美容施術、そして加齢によって毛髪内部のタンパク質構造は損傷を受けます。これにより髪の強度が低下し、切れ毛や見た目の美しさにも影響が及びます。アリミノは、加齢に伴う髪の悩みに対して、頭皮環境の改善と毛髪内部の修復を科学的にアプローチしてきました。

新たな研究では、毛髪内部の損傷を補修するための技術開発が行われ、特にコルテックスに含まれるミクロフィブリル(IF)とマトリックス(KAP)に焦点を当てています。これらは髪の強度や柔軟性に大きく寄与しています。

糖由来成分の効果



HCSは、副次的な補修効果を発揮し、IF構造の修復に寄与します。一方、HPGはKAPの修復を促進し、結果として両成分による組み合わせが毛髪強度の回復に寄与することが示されました。実際に、研究では水中引張試験が行われ、両成分を組み合わせた毛髪が未処理または単独処理に比べて水中での強度が大幅に改善されました。

研究成果の詳細



1. 作用部位の解析
High-Pressure DSC測定を行い、HCSはIFの結晶構造に作用し、その修復が進むことが確認されました。HPGはKAPを主に修復し、IF構造を維持する効果が見られました。

2. 毛髪強度の改善
水中引張試験では、HPGまたはHCSの単独処理では大きな回復効果は見られませんでしたが、両成分を同時に使用した場合、著しい強度の回復が認められました。これにより、両成分の組み合わせが相乗的な補修効果を生み出すことが証明されました。

3. タンパク質構造の変化
毛髪タンパク質のα-ヘリックス構造の割合を評価するためにNMR測定が行われ、両成分の組み合わせがより多くのα-ヘリックス構造を回復する傾向が確認されました。

まとめ



糖由来成分HPGとHCSを組み合わせることで、毛髪内部の異なる構造に相乗的にアプローチが可能となり、ダメージ補修や強度改善が実現することが理解できました。この研究成果は、美容施術による深刻なダメージ毛や、エイジングによる髪の悩みにも効果的なヘアケア製品の開発につながることが期待されます。

今後の展望



今後は、今回の研究成果を生かし、美容施術や加齢によるさまざまな髪の悩みに対応する、高品質なヘアケア製品の開発を進めていくことを目指しています。髪を美しく保つための新たな技術開発が、今後も期待されます。

最後に、アリミノは2026年6月18日に行われる「2026年繊維学会年次大会」で本研究成果を発表します。これにより、より多くの方々に髪の健康と美しさを提供できることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社アリミノ
住所
東京都新宿区下落合1-5-22アリミノビル
電話番号
03-3363-8211

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