新たな協業で物流業界の未来を拓く
2023年10月、株式会社デジタルフォルン(以下デジタルフォルン)は、GROUND株式会社(以下GROUND)との協業を発表しました。両社は、物流施設統合管理・最適化システム「GWES」の販売を通じて、物流業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることを目指しています。この協力により、物流業界が直面する人手不足や生産性向上に向けた課題解決に寄与することが期待されています。
物流業界が直面する課題
少子高齢化が進む日本では、労働力不足が深刻な問題となっています。特に物流業界においては、EC市場の成長に伴う物流の需要増加が影響し、効率的な人材確保と生産性の向上が急務となっています。多くの企業がデジタル技術を駆使してDXを進めようとしていますが、実際の業務における導入が難航している現状もあります。ここでデジタルフォルンは、60年以上にわたり業務改善やDX支援を行ってきた実績を誇り、企業の成長をデジタル領域で支援し続けています。
一方、GROUNDは、自社開発した物流施設統合管理・最適化システム「GWES」を始めとする先進的なロボティクスソリューションを通じて、物流オペレーションの最適化を進めています。この新たなパートナーシップにより、両社の強みを組み合わせ、物流業界全体の変革を実現することが狙いです。
協業の意義と展望
デジタルフォルンの上席執行役員である本間泰志氏は、今回の協業を通じて「生産性向上と人材確保が喫緊の課題となっている物流現場において、私たちが積極的に貢献できることに感謝しています」と述べています。また、GROUNDのCEO 宮田啓友氏も「デジタルフォルンの技術と当社の物流システムを融合させることで、より多くのお客様に最適なソリューションを提供できると確信しています」と期待を寄せています。
GWESの機能
「GWES(GROUND Warehouse Execution System)」は、高度なデータ活用をベースにした物流施設運用管理システムです。物流現場の進捗や作業量、在庫状況などを可視化し、意思決定を支援します。AI機能を搭載した高い拡張性を持つこのシステムは、すでに多くの物流事業者や製造業企業で導入されており、全国各地の物流拠点での運用が始まっています。
新たな協業がもたらす利点は、両社の技術が相互に補完し合い、顧客にとってもより使いやすいソリューションを提供できる点です。今後、両社は物流業界の未来を共に切り拓くべく、持続可能で効率的な体制を構築していく意向を示しています。
まとめ
デジタルフォルンとGROUNDの協力関係により、物流業界のDXが加速することが期待されています。物流業界は、今後も人手不足や業務の効率化を求められ続ける中、デジタル化の波に乗ることで、持続可能な発展を遂げていくことでしょう。デジタルフォルンは、既存システムとのデータ連携やAI導入など、多岐にわたる支援を行い、顧客のさらなる成長をサポートしていきます。