サーキュラーシティ移行指標ダッシュボードの登場
ハーチ株式会社(東京都中央区)は、三井住友信託銀行と共同で「サーキュラーシティ移行指標」を開発し、全国の自治体を対象にしたダッシュボードを公開しました。この取り組みは、持続可能な成長を実現するためのサーキュラーエコノミーの最近の動向を反映し、地域への循環型経済の実現に向けた重要な一助となります。
サーキュラーエコノミーの重要性
サーキュラーエコノミーは、環境や資源の制約に対応しながら持続可能な成長を遂げるための国家戦略として重要視されています。その中でも地域における循環型経済の推進は、地域の特性を活かしつつ、自主的な取り組みが求められます。地域の活動において、産官学民の様々なステークホルダーが協力し合うことが、より良い社会の実現に向けた鍵となるのです。
サーキュラーシティ移行指標の概要
ハーチ株式会社は、2024年10月に発表した「サーキュラーシティ移行ガイド」に続く取り組みとして、サーキュラーシティ移行指標を開発しました。これは、過去のデータを基にした従来の指標に加え、新たに戦略の存在や地域活動の現状などの情報を収集・整理し、可視化することを目的としています。
生成AIを活用して、全国1,700以上の全自治体のデータを整理し、短期間に指標に反映される仕組みを構築しました。これにより、自治体は自らの取組の進捗を容易に把握し、次のステップへとつなげることができます。
具体的な指標の内容
サーキュラーシティ移行指標は、「Strategy」「Action」「Impact」という三つの体系から成り立っています。
1.
Strategy: 自治体のサーキュラーシティ政策の推進状況を示します。
2.
Action: 地域の主要なステークホルダーの循環経済に関する活動の状況を評価します。
3.
Impact: 戦略や活動によって地域に生まれた成果を可視化します。
ダッシュボードの利用方法
ダッシュボードは、自治体が自己評価を行い、現状を客観かつ定量的に把握するためのツールとして機能します。ランキングを意図しているわけではなく、あくまで次のアクションへ繋げるためのガイダンスとなります。全国の自治体はこのツールを活用し、今後の計画を練っていくことが期待されています。
ダッシュボードの閲覧は、以下のリンクから可能です。
サーキュラーシティ移行指標ダッシュボード
PoCとしての意義
本ダッシュボードは、概念実証(PoC)の位置付けで公開されたものであり、今後は自治体や企業、行政機関の皆様が参加する議論を通じて、より実際のニーズに合った指標体系へと進化させる計画です。多様なステークホルダーと協力し、持続可能な社会のためのデータドリブンな施策推進に貢献することが期待されています。
ハーチ株式会社の概要
ハーチ株式会社は、東京都中央区に所在し、サステナビリティやサーキュラーエコノミーの支援を通じて、より良い未来の実現を目指しています。お客様のニーズに応じた情報提供とサポートを行うことで、持続可能な発展を助ける社会的責任を果たしています。
- - 会社名: ハーチ株式会社
- - 所在地: 東京都中央区日本橋富沢町10-13 WORK EDITION NIHONBASHI 602
- - 設立: 2015年12月
- - 事業内容: Webメディア事業、サステナビリティ・サーキュラーエコノミー支援事業
- - URL: ハーチ株式会社