新たな教育の形を支える『Lecta』の登場
教育現場では、オンライン授業が新たなスタンダードとして浸透しています。特に新型コロナウイルスの影響で、教室や時間に制約されないスタイルが求められる中、授業内容の収録や配信がますます重要視されています。そんな時に登場したのが、株式会社SPLYZAが提供する新しいアプリ『Lecta(レクタ)』です。アプリは、教員が授業を自撮りするだけで、カメラワークやフォーカスを自動で行い、効率的に授業を収録できることが特徴です。
自撮りで簡単操作
『Lecta』を使うことで、教員は特別な技術を持たなくても簡単に授業を録画できます。三脚にiPhoneやiPadを固定し、黒板全体が映るように撮影するだけで、後はアプリが自動で授業を追尾してフォーカスを調整します。これにより、教員は授業に集中でき、難しい撮影技術に悩まされることなく、質の高い動画を作成できるのです。
画期的なファイルサイズ削減
さらに、従来の動画収録と比べて、『Lecta』はファイルサイズを約1/8に圧縮します。1080pで撮影した場合でも、必要な部分だけを切り取ることで、可読性を保ちながらもデータの軽量化を実現しました。この機能は、学校のサーバーへの負担を軽減し、生徒が動画をダウンロードする際のストレスを緩和するでしょう。
開発の背景とその意義
新型コロナウイルスの影響で、多くの教育機関がオンライン授業を模索している今、コンテンツ制作には時間と労力がかかるという現実があります。特に、動画制作の過程で発生する様々な課題—撮影や編集の煩雑さ、動画ファイルのサイズ—が足かせとなっています。『Lecta』はこうした問題を解決するために開発されたアプリであり、まさに教育現場に寄り添う存在と言えるでしょう。
使い方はシンプル
1. 定点で黒板全体が映るように撮影を行います。
2. 撮影した映像を『Lecta』に読み込み、黒板やホワイトボードを選択します。
3. アプリが自動でズームやカメラワークを調整し、質の高い動画を生成します。
このシンプルな手順で、教師自身が簡単に授業を録画でき、視覚的に優れたコンテンツを生徒に提供できるようになります。
共同開発とサポート
『Lecta』は中部大学の機械知覚&ロボティクスグループと共同で開発されたもので、静岡聖光学院高等学校や日本大学三島高等学校、専修大学などの教育機関との協力の下で実現しています。実際の授業現場に基づき構築された本アプリは、多くの学校や大学で活用が期待されています。
アプリ情報と最新情報
『Lecta』は、iOSプラットフォームで利用可能で、2023年5月中旬までは無料で提供されています。詳細情報やダウンロードは公式Webサイト(
製品ページ)をチェックしてください。
SPLYZAについて
株式会社SPLYZAは、スポーツ教育に特化した動画分析アプリを提供し、高校や大学の部活動チームでの共通理解を高めるツールを開発しています。全国で約340のチームが同社の製品を利用しており、その革新性と使いやすさが評価されています。