関通ホールディングス、物流×テクノロジーの新たな挑戦
2026年4月1日、株式会社関通が「関通ホールディングス株式会社」へ商号変更し、新たにホールディングス体制に移行します。この移行により、創業者の達城久裕氏が会長に就任し、後任に達城利卓氏が新社長としての役割を担います。この変更は、同社が「第二創業期」と位置付けるもので、物流とITオートメーションの融合を加速させることを目的としています。
ホールディングス体制への意義と背景
関通は、創業以来徹底した改善活動と独自の倉庫管理システム(WMS)「クラウドトーマス」を活用した3PL事業で安定した基盤を築いてきました。今回のホールディングス化は、この強固な物流事業をより強化し、そのノウハウやガバナンス力をテクノロジーを通じて他社へと提供するための重要なステップです。
物流を核とした業務の拡大
多くの人々は関通を「物流専業の企業」と認識していますが、実際の業務の本質はお客様のビジネスを支える成長のエンジンを提供することにあります。新体制では、3PL物流を基盤としながら、さらに広範なサービス展開を目指す方針を掲げています。
新体制の重点戦略
IT・BPaaSサービスの拡充
企業のバックオフィス業務を自動化するBPaaS(Business Process as a Service)を展開し、受注処理や決済対応を効率化します。物流現場で得たノウハウを外部企業へ提供することが狙いです。
WMS「クラウドトーマスPro」による高度化
「クラウドトーマスPro」は物流現場のオペレーションを標準化し、AIによる需給予測や在庫管理を行うことで、運営の効率化を図ります。ロボットの導入を加速させ、データを駆使した高品質な運営を実現します。
サイバーセキュリティ事業の強化
サイバー攻撃に対する実績を活かし、「CYBER GOVERNANCE LAB」の設立を強化します。企業のデジタル領域の安全を守り、信頼の構築に貢献します。
「一事業一社長」体制の導入
各事業ごとに経営者を配置し、意思決定のスピードを増す体制を整えます。これにより、次世代を担う人材を育成し、持続的な企業成長を図ります。
新グループ体制と事業展開
関通ホールディングスの下には、8つの専門性を持った事業会社が連携し、顧客の価値最大化を目指しています。たとえば、関通WestLogisticsは関西地域に特化した事業を展開し、関通EastLogisticsが関東圏のニーズに対応するなど、地域と市場の特性に応じたサービスを提供しています。
今後の展望
ホールディングスとしての体制を整えた関通は、事業の拡張を図る中で、物流以外でもノウハウを活かした新規事業を開発し、テクノロジーを駆使したより効率的なサービスを展開していく計画です。最先端技術を活用し、お客様にさらなる付加価値を提供する企業へと成長を遂げていく姿勢を崩しません。
会社概要
- - 社名: 関通ホールディングス株式会社(東証グロース上場)
- - 所在地: 兵庫県尼崎市西向島町111-4
- - 代表者: 代表取締役会長:達城久裕 / 代表取締役社長:達城利卓
- - 創業: 1986年4月
- - 事業: 物流事業・ITオートメーション事業・セキュリティ対策事業
- - U R L: ホールディングス / サービスサイト