新たな生ごみ循環モデル
2026-05-20 05:49:44

バリ島にて完成したコンポスト施設が生ごみ循環モデルの起爆剤となる

バリ島ペレレナン村の新しい挑戦



日本青年会議所(以下、日本JC)は、国際貢献事業「SMILE by ACTION」の一環として、インドネシア、バリ島チャングー地区ペレレナン村に新たなコンポスト施設を設立しました。このプロジェクトは、インドネシアの深刻なごみ問題に立ち向かうものです。特に、排出されるごみの60から70%を占める生ごみを資源化し、地域経済の循環を促進するための重要なステップを踏み出しました。

コンポスト施設の概要



2026年5月10日(日)、この新施設が完成したことが発表され、5月21日(木)には竣工式が予定されています。この施設では、周辺のホテルや農家、企業と連携し、分別された生ごみを堆肥化し、その堆肥を有機作物生産に利用。最終的には、これらの作物が再びホテル内で提供される循環モデルの構築を目指しています。このプロジェクトは、地域経済の持続可能な成長を狙っています。

生ごみ処理の新技術



特筆すべきは、このコンポスト施設に導入された先進的な技術です。高温多湿なインドネシアにおいては、生ごみが水分を多く含むことから、適切に堆肥化することが難しい場合があります。そのため、施設にはブロアーが設置されており、生ごみの乾燥を促進し、スムーズな堆肥化を可能にしています。また、株式会社石橋が開発した、天然成分100%の消臭剤「バイオファイター」を活用し、悪臭の発生を抑える工夫もされています。この技術により、堆肥化プロセスの効率化がもたらされています。

地域貢献の持続可能な形



バリ島における廃棄物問題は深刻で、年間に発生するごみの量は約6500万トンとされ、観光地として知られるバリ島では特に生ごみの処理が急務です。この新しいコンポスト施設は、ホテルと農家との間で生ごみを循環させ、持続可能な地域開発を実現するためのモデルケースとなっています。

生ごみの効率的な回収と利用



プロジェクトに参加するホテルでは、生ごみ分別の基準を設け、回収した生ごみはコンポスト施設で集中管理される仕組みが整えられています。生ごみを堆肥化することで埋め立て量が減少し、地域の環境負荷を軽減することが期待されています。また、生成された堆肥は地域の農家に提供され、有機農業の促進にもつながります。この循環は、地域の農業経済の活性化に寄与し、持続的な発展に貢献します。

SMILE by ACTIONの理念



「SMILE by ACTION」は、日本JCが発展途上国における環境問題解決を目指す国際貢献プログラムです。2016年に開始された「SMILE by WATER」に続くこのプロジェクトは、SDGsの達成を見据えた幅広い環境問題へのアプローチを強化することを目的としています。特に、気候変動や海洋資源の保護に関する取り組みを進め、地域の自立的な経済発展を促進することを目指しています。

まとめ



インドネシアのバリ島ペレレナン村におけるコンポスト施設の設立は、生ごみ処理の新しいモデルを提示し、地域経済の持続可能な成長に寄与する重要な一歩です。この取り組みが地域の観光業にも好影響を与え、持続可能なツーリズムのさらなる発展へとつながることが期待されています。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
公益社団法人日本青年会議所
住所
千代⽥区麹町2丁⽬12-1VORT半蔵⾨7F
電話番号
03-3234-5601

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。