CrossVision、5,500万円資金調達とSound Desertの立ち上げ
株式会社CrossVisionは、株式会社NTTドコモ、ゼロイチキャピタル、ライトアップベンチャーズから合計5,500万円の資金を調達したことを発表しました。この資金調達を基に、同社はVTuberなどのクリエイターを対象にした新たなデジタルコンテンツ支援サービス「Sound Desert」(サウンド・デザート)の提供を2024年6月1日より開始します。
CrossVisionの代表取締役である奥井颯平氏は、NTTドコモの社員としてのキャリアを経てこの会社を設立しました。Sound Desertでは、web3技術を活用し、クリエイターの作品を企画から制作、販売までを総合的にサポートすることを目指します。特に、すでに実施された実証実験では、70組以上の音楽ユニットと300名以上のイラストレーターやクリエイターが参加し、新しいエンターテイメント体験の提供を目指しています。
Sound Desertの機能
Sound Desertでは、クリエイターが自らの作品をNFTとして販売できる仕組みを採用しています。これにより、Vtuberなどの配信者がオリジナルの楽曲を制作し、そのデジタルコンテンツをファンに販売するためのマーケットプレイスが用意されています。また、ライブ配信との連携も考慮されており、ファン投票機能を通じて双方向のコミュニケーションを促進します。
Web3やメタバースを意識した施策も充実しており、法人向けにはデジタルマーケティング支援やコラボグッズの企画、さらには地域イベントでの参加支援を行っています。これにより、クリエイターや企業が次世代のデジタルビジネスにどう関与していけるかという新しいビジョンを提供することができます。
今後の展望
クロスビジョンは、NTTドコモグループや他のパートナーと連携し、クリエイター間での協力を促す環境を構築していく方針です。最先端のweb3技術を用いて、日本の優れたコンテンツをグローバルに発信することを目指しています。また、デジタルコンテンツを収集する文化を育てることにも取り組んでおり、クリエイターの特性を活かし、共同作業を可能にするプラットフォームの提供を進めます。
代表の奥井氏は「クリエイターによるクリエイターのための価値創造」に注力し、数々の実績を持つメンバーとともに新たなビジネスモデルを形成することに情熱を注いでいます。これからの展開に、業界の関心が集まります。
会社概要
株式会社CrossVisionは、東京都千代田区に本社を構え、2014年に設立。多様なデジタルコンテンツの制作支援や、イベント企画に特化した企業です。なお、利用料金は基本無料で、個々のデジタルコンテンツの購入にのみ対応しています。さらに詳細なサービスについては、公式サイトを通じて情報を得ることができます。
公式サイト