日鉄興和不動産初のグリーンボンド発行
日鉄興和不動産株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三輪 正浩)は、2024年9月30日に竣工予定の「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」に関連するグリーンボンドを発行することを発表しました。この取り組みは、当社にとって初めてのグリーンボンド発行となります。グリーンボンドとは、環境に優しいプロジェクトに資金を供給するための社債であり、近年ますます注目を集めています。
グリーンボンドの詳細
本グリーンボンドは、以下の条件で発行される予定です。
- - 社債の名称: 日鉄興和不動産株式会社 第8回無担保社債(特約付)(グリーンボンド)
- - 発行日: 2025年1月23日
- - 償還期限: 2030年1月23日
- - 発行年限: 5年
- - 発行総額: 150億円
- - 利率: 1.570%
- - 資金使途: グリーンファイナンス・フレームワークに基づく「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」の建設資金としての短期借入金の返済に充当
- - 取得格付: A-(株式会社格付投資情報センター【R&I】)
- - 主幹事証券会社: みずほ証券株式会社
また、グリーンボンドに関連するフレームワークは、国際資本市場協会(ICMA)「グリーンボンド原則2022」等に適合しているとの外部評価も取得しており、透明性と信頼性が担保されています。
MFLP・LOGIFRONT東京板橋の概要
この度のグリーンボンドの資金使途であるMFLP・LOGIFRONT東京板橋は、東京都板橋区舟渡に位置し、以下の特徴を持つ物流施設です。
- - 所在: 東京都板橋区舟渡4-3-1
- - 敷地面積: 91,255.58㎡(約27,604.81坪)
- - 延床面積: 256,157.63㎡(約77,487.68坪)
- - 建物の規模: 地上6階建て、免震構造の倉庫
- - 竣工予定日: 2024年9月30日
この施設の大きな特徴は、環境への配慮です。屋上には約19,000㎡の面積を持つ太陽光パネルを設置し、自家発電による再生可能エネルギーの創出を目指しています。さらに、この余剰電力は74の区立小中学校に供給される計画であり、地域社会のRE100化にも寄与します。このような先進的な取り組みを通じて、地域の持続可能な発展に貢献することを目指しています。
また、この施設は、年間の一次エネルギー消費を実質的にゼロとする「ZEB認証」と、DBJ Green Building認証の最高位「5スター」を取得しています。これは、屋内照明をLEDに変更するなど、多くの省エネ施策を実施した結果です。
結論
日鉄興和不動産のグリーンボンド発行は、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩です。同社の取り組みは、地球環境への配慮だけでなく、地域社会への貢献にもつながることが期待されています。今後の展開に注目です。