VFR株式会社、安曇野にドローン開発の拠点「VFR インキュベーションHUB」を設立

2020年11月25日、VFR株式会社は長野県安曇野市にてドローンの研究・開発の拠点「VFR インキュベーションHUB」を設立しました。この拠点は、ドローンの社会実装を推進するための重要なステップとなります。

ドローン開発に向けた新たな拠点

「VFR インキュベーションHUB」では、ドローンの開発試作や量産試作ラインが設置される予定です。量産段階では、親会社であるVAIO株式会社に委託することができ、両社が連携して開発から製造、さらにはアフターサービスまでを一貫して行う体制を整えることで、さまざまなニーズに柔軟に対応していきます。

VFRのビジョンと目的

VFRは2020年3月に設立され、ドローンを用いた社会インフラの革新を目指して機体開発やソリューション提供を行っています。特に、株式会社自律制御システム研究所（ACSL）との協業を通じて、社会実装に向けた物流用ドローンの開発にも取り組んでいます。また、長野県からの依頼で行った土砂崩れエリアの被害状況調査にも、ドローンを活用しています。このように、VFRは長野県との連携を強化し、地域の課題をドローンで解決するためのソリューションを提供しています。

インキュベーションHUBの特徴

新しい施設「VFR インキュベーションHUB」では、開発試作と量産試作ラインを設ける予定であり、これによりドローンの開発プロセスをスムーズに行うことが可能となります。多くの日本の産業用ドローンが、量産前の段階であることを考えると、同施設の活用は革新的な意味を持ちます。開発が進めば、より早く量産フェーズへと移行することが期待されます。

和やかなオープニングセレモニー

VFR インキュベーションHUBの開設にあたってのオープニングセレモニーには関係者が集まり、開設を祝いました。代表の留目からは、VFRのビジョンやドローンによる社会貢献の重要性についての挨拶があり、参加者たちの絆を深める場ともなりました。このように、関係者同士のネットワークを築くことも、今後のドローン産業の発展には欠かせない要素です。

情熱と技術による未来の創造

VFRは「技術と情熱で、人と社会の可能性を切り拓く」というビジョンのもと、VAIO株式会社の子会社として設立されました。ドローン事業者、サービサー、エンドユーザーに向けたソリューション提供を通じて、すべての関係者がオープンに交流することで、ドローン産業全体の発展に寄与することを目指しています。今後もVFRは、ドローンの技術革新と社会的な実装に向けて、邁進していくことでしょう。