EXIT・兼近大樹が語る！言葉の力での社会変革の可能性

最近の放送でEXITの兼近大樹とりんたろー。がMCを務める『ABEMA Prime』において、社会を変える力を持つのは言葉であるというテーマが取り上げられました。この放送は、特にSNSが普及する現代において、短い文章でのコミュニケーションが主流となっている中、言葉の重要性について再考を促すものでした。

番組に出演したりんたろー。さんは、自分の気持ちを伝えるためには言葉が最も効果的だと訴え、一方でSNSのバズを狙った際の行き過ぎた言動や意地悪な投稿が横行する現状についても触れました。彼によれば、優しさを持って言葉を選ぶことで逆にそのメッセージが届きづらくなるというジレンマもあるようです。こうした彼のコメントには、SNSの発展がもたらすコミュニケーションの難しさが反映されています。

兼近大樹さんは、自らの著書『むき出し』を通じて、社会構造の不平等についてのメッセージを発信したと振り返り、文字で伝えたいことがきちんと届かない辛さを表現しました。彼が注目したのは、貧困層と富裕層の間だけでなく、中流層との分断も存在するという複雑な状況です。この現実をを伝えることは容易ではなく、その結果として彼自身が抱える発信者としての苦悩に繋がったのです。

さらに、番組ではZ世代の女性を対象にしたエッセイメディア『かがみよかがみ』が紹介されました。このメディアは「私は変わらない、社会を変える」という理念のもと、抑圧に対抗する姿勢を強調しています。兼近さんはそのコンセプトに衝撃を受け、自身の生き方との対比を語りました。彼は「社会がおかしい」と感じながらも、自分自身が変わることで社会の見方も変わるという信念に至るまでの経緯を明かしました。

現代はさまざまな側面での分断が深刻化しており、それを助長する議論の多くは、根本的な対話の不足や誤解に起因しているという見解も示されました。兼近さんは、しっかりとした文字によるコミュニケーションを通じて、より良い理解を深めることが社会の分断を減らすための鍵だと考えています。このようなメッセージは、現代の情報社会における重要な課題を見つめ直すきっかけとなるでしょう。

『ABEMA Prime』の放送は、毎週月曜日から金曜日の夜9時から生放送され、さまざまなバックグラウンドを持つ論客と共に多様な意見を交えながら新しい議論を提供しています。今後の放送でも、言葉が持つ力や社会のあり方についての深い考察が展開され、視聴者にさまざまな刺激を与えてくれることでしょう。見逃し配信も行われているので、ぜひ視聴して役立ててください。