環境エネルギー投資とインパクトサークルの協業で新しいインパクトレポートが誕生

インパクトサークルと環境エネルギー投資の連携

近年、環境や社会に配慮した投資に注目が集まっており、その影響を測定・可視化することが求められています。その中で、インパクトサークル株式会社（以下、インパクトサークル）が株式会社環境エネルギー投資（以下、環境エネルギー投資）のインパクトレポート作成支援を行ったことが話題になっています。両社は、環境・エネルギー分野に特化したベンチャーキャピタルとして、インパクトを可視化する新たな試みに着手しました。

プロジェクトの背景

環境や社会課題解決を目的としたインパクト投資は、従来の財務的リターンの追求から一歩進んだ投資活動として注目されています。企業や投資家は、インパクトの可視化を求めており、これを実現するための手法が重要視されています。創業以来、環境エネルギー分野のスタートアップへの投資を行ってきた環境エネルギー投資は、2018年からインパクトの評価と可視化に向けた取り組みを開始し、リーディングカンパニーとしての地位を確立しています。

インパクトレポートの支援内容

この度、インパクトサークルは、環境エネルギー投資が発行する「Impact Report 2024」に関連して、以下の支援を実施しました。

1. Five Dimensions of Impactフレームワークを用いたインパクト指標の策定
投資先のインパクトを評価するための指標を明確にし、数値化するプロセスを支援しました。

2. インパクトレポートの構成企画及び内容制作
レポートの内容と流れを整理し、投資家や関係者にとって分かりやすい形でまとめる作業を行いました。

3. インパクトレポートの作成から発行までのプロセス構築
スムーズな作業フローを構築し、成果物の質を高めました。

これらの支援により、報告書の透明性と信頼性が高まることが期待されています。

今後の展開

インパクトサークルは、環境エネルギー投資との協業を通じて得た知見をもとに、さらなる市場の拡大を目指しています。具体的には、他の金融機関や機関投資家に向けてインパクトに基づく意思決定支援を行っていく予定です。

さらに、インパクト測定とマネジメントの実務上の課題解決に向け、デジタルトランスフォーメーション（DX）を推進する計画があります。2025年秋には「インパクト可視化プラットフォーム」をリリースし、インパクト設計の自動化やデータ管理の負担軽減を図ることを目指しています。