近畿大学体育会と地域が協力する「愛ガード運動」
近畿大学(大阪府東大阪市)の体育会に所属する学生たちが、地域の子供たちの安全を守るために「愛ガード運動」に参加することが決まりました。この活動は、2025年10月6日から始まり、東大阪市立上小阪小学校および小阪小学校の通学路で展開される予定です。
「愛ガード運動」とは
「愛ガード運動」は、2005年度から開始された東大阪市の住民主体の活動で、地域の子供たちの登下校時の安全を見守り、交通安全を啓発する目的で行われています。「地域の子どもは地域で守る」「子どもの安全はみんなで」というスローガンのもと、約8,000人の地域住民が参加しており、協力者不足が問題視されています。
体育会の学生による地域貢献
近畿大学の体育会クラブは、47のクラブがあり、多くが東大阪キャンパスの施設で活動しています。この学生たちが「愛ガード運動」に積極的に参加することで、地域住民との連携を深め、子どもたちの安全を守るだけでなく、地域社会への貢献を実現しようとしています。これにより、学生たちは社会人としての責任感や思いやりを育むことも期待されています。
継続的な参加で協力者不足を解消
特に注目されるのは、学生たちの継続的な参与が、協力者不足問題の解決に寄与する点です。近年、高齢化や共働き世帯の増加により、見守り活動に参加する人々が減少していますが、若い世代の力を借りることで、この課題に向き合うことができます。学生たちが地域の一員として活動することで、地域全体の絆も強まることでしょう。
実施概要
この取り組みは、2025年10月6日から毎週平日に行われ、登校時の7:50から8:30の間に実施されます。具体的には、東大阪市立上小阪小学校周辺と小阪小学校周辺の通学路で、参加予定人数は1日あたり約6人です。これにより、学生たちは子供たちの登校を見守り、安全を確保する役割を果たします。
地域との絆を深める
この「愛ガード運動」は、地域と大学が一体となり、子供たちの安全を守る重要な活動です。近畿大学の体育会クラブに属する学生たちが奮闘することで、地域住民から強い支持を受け、より良い地域づくりに貢献できることが期待されます。社会における役割を果たしながら、学生たち自身も貴重な経験を得るこの機会は、双方にとって大きな意味を持つことでしょう。
近畿大学の公式サイトはこちらで活動の詳細をご覧いただけます。