江戸川区が開設予定の次世代「メタバース区役所」
江戸川区が2026年4月15日に開設する「江戸川区メタバース区役所」は、行政サービスをデジタル化し、「誰一人取り残さない共生社会」の実現を目指しています。進化する技術を駆使し、24時間365日、すべての区民に寄り添うサービスを提供します。これは、江戸川区が描く「ひとに優しいデジタル化」の一環であり、地域の特性を考慮した多様なサービスを用意しています。
メタバースでの新しい行政サービス
AIコンシェルジュの常駐
このプロジェクトの中心となるのは、AIコンシェルジュです。ChatGPTの技術を活用し、江戸川区の行政情報を学習しているため、利用者は24時間いつでも質問を投げかけることができます。親しみやすい対話形式で、困ったことがあった際は即座に応答し、必要な情報へと導く機能が搭載されています。
対面相談ができるデジタルツイン
さらに、現役の庁舎をデジタルツインとして再現したこのメタバース空間には、相談窓口が5つ設置されています。アバターを介した対面相談が可能であり、安心してプライバシーを守りながら相談できる環境が整えられています。この仕様では、利用者同士の音声は近隣の人に限定されるため、よりプライバシーが確保された形で交流が可能です。
多言語対応の充実
江戸川区は都内最多の外国籍住民がいるため、言語の壁を取り除く取り組みも強化されています。プラットフォーム上では、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、ヒンディー語に対応したリアルタイム翻訳機能が導入されており、多国籍の住民がスムーズに手続きや相談を行えるような仕組みが整っています。テキストチャットでの相談には、専用の個別相談室が設けられ、職員が対面同様のコミュニケーションが可能となります。
新たなイベントの場
メタバース区役所では、最大100人が同時接続できるイベントエリアも設置されています。ここでは職員採用説明会など、多様なイベントが開催される予定です。このように、リアルな交流が難しい状況下でも、コミュニティの形成や情報交換が行える場所を提供します。
アバターによる職員の識別
メタバース空間内では、職員は「職員リング」や「区バッチ」を着用したアバターで識別されます。この工夫により、区民は誰が職員であるか一目で分かり、安心して相談や手続きができる設計になっています。
参加方法の多様化
この新たなメタバース区役所には、アプリまたはブラウザから簡単にアクセスすることができます。スマートフォンやPC、VR機器などに対応し、気軽に利用可能な環境が整っています。アプリをダウンロードすることで、リアルタイムでの参加が可能となり、自分のアバターを作成し楽しい体験を受けることができます。
クラスター株式会社のビジョン
このプロジェクトは、クラスター株式会社が運営するプラットフォームを基にしています。クラスターは、さまざまな人々や物がつながる共創空間の形成を目指し、次世代の社会インフラを構築しています。バーチャル体験を通じて、社会全体のデジタル化を推進し、新たな価値を生み出していくでしょう。これにより、江戸川区の掲げるビジョンが現実のものとなることを期待されています。
この「メタバース区役所」は、地域社会とテクノロジーの融合が生み出す新しいカタチの行政サービスとして、期待が寄せられています。